月曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から初夏の陽気。
早くも公園北の端の藤棚のフジが紫に色づいていた。
カメムシも這い出してきた。
成虫で越冬するので、冬の間はどこかに隠れていて、暖かくなって姿を見せたのだろう。
もともと南方系だが、温暖化により北上しつつあるといわれる。
上池にはあいかわらずカワセミの姿はなし。
こんな広い池なのに、どこ行っちゃったか?
下池にまわると、こちらにはヤエちゃんらしいメスのカワセミ。
早い時間にオスのマルちゃんがエサをくわえてきて、ヤエちゃんにプレゼントし、なおかつ交尾もしていたという。
やっぱり上池は捨てて下池をスイートホームにしたのか。
エナガが朝の食事中。それともヒナのためのエサ探し?
開花から日にちがたち、ギョイコウザクラの芯が赤くなって、赤い筋も見られるようになってきた。
散歩を続けるうち、気温がどんどん上昇していく。
暖かいはずだ。チョウが飛んでいた。
2匹(正しくはチョウは1匹、2匹ではなく、1頭、2頭と数えるらしい)で仲よく飛んでいる。
最初モンシロチョウかと思ったが、とまったところをよく見ると、おぼろ昆布みたいな模様がある。
羽化したばかりのツマキチョウのようだ。
前翅表の先端が橙色というか黄色がオスで、名前の由来ともなっている。
オスもメスも後翅の裏はおぼろ昆布みたいな模様になっているが、これを「草ずり模様」というらしい。
ツマキチョウは年に1回、春の4~5月の間だけあらわれる。
夏から冬の間を蛹ですごし、春になって羽化する。
とすると、けさ見たのは羽化したばかりで、うれしくて飛び回っていたのだろうか。
しかもオスとメスだったから、早くも恋の花が咲いているのかな?
下池を1週して上池に戻ると、久々にオスのカワセミを発見!
ヤエちゃんの“思い人”のマルちゃんのようだ。
エサをゲットすると、給餌くわえをして下池方面に向かって飛んで行った。
してみると、ヤエちゃんとマルちゃんは上池・下池の全体を自分たちのテリトリーにして子づくりに励もうとしているのかもしれない。