善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

久々“幸運”の青い鳥

水曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうほどではないが、けさもときおり強めの風が吹く。

 

上池のミツマタの花が満開になっていた。

1月の中旬ごろに咲き始めてから1カ月以上たってようやく小さな花をボンボリのようにたくさん咲かせた。

よく見ると黄色ばかりじゃなくて白い花も咲いていてとてもカラフル。

 

上池を半周して下池に向かう。

途中にはアオジがエサ探し中。

 

下池では、けさもきのうと同じカワヅザクラの木にメジロが蜜を吸いにやってきていた。

4日連続して、同じ木、同じ時刻にメジロがやってきているのを見た。

よほどこの木の蜜がおいしいのか。

一心不乱にいろんなポーズで蜜を吸っている。

見ていると楽しくて時を忘れる。

 

北の方を見上げて、望郷の?ツグミ

そろそろ北の国へ帰るころかな?

 

下池を1周して再び上池へ。

途中には、今度はジョウビタキのオス。

地面におりてエサを探していた。

 

アオジも、ジョウビタキに負けじと地面におりてエサ探し。

おいしいものゲットしたよ!

 

再び上池に戻って残りを半周。

公園から帰ろうとしたら、けさは何てラッキー、久しく姿を見なかったルリビタキのオスがやってきていた。

2月12日に見て以来だから、16日ぶりのお目もじ。

地面におりてエサを探している。

しかし、姿を見せてくれたのは数分で、やがて飛び去っていった。

ちょっとしか姿を見せないなんて、まさしく“幸運”を運んでくれる青い鳥。

 

足元でカラスノエンドウが咲いていた。

マメ科の植物で、原産地は地中海東部沿岸地方。古代オリエントの時代は小麦と一緒に栽培されていたといわれる。なぜかというと、根にはバクテリアが共生し、窒素栄養分を固定して土壌を改良する働きがあったためという。

カラスノエンドウ(烏野豌豆)という和名の由来は、豆果の果皮が黒く熟すのをカラスに例えたとか、近縁のスズメノエンドウに比べて大きいことに由来している、といわれている。

ところが、不思議なことにカラスノエンドウにはもう1つ別の和名があって、それはヤハズエンドウ(矢筈豌豆)。植物学で標準的に和名として用いられるのはこちらという。

ヤハズの由来は、葉っぱの先端がくぼんでいて、それが「矢筈」という矢の尾端の形に似ているというのでこの名がついたという。

なるほど、葉っぱをよーく見ると、たしかに弓矢の羽に似ている。