火曜日朝の善福寺公園は曇り。朝から気温が高い。まだ2月なのにおかしな天気。
公園の片隅のミツマタの開花が進んでいる。
外周がだいたい咲いて、これから真ん中に向かっていく。
ランダムに咲くのではなく、まず外周からという決まった咲き方があり、そのほうが効率的なのだろうか。
まず上池をめぐるが、きのうと比べてやけにキンクロハジロが少ない。
冬鳥たちがシベリアなどの繁殖地に去っていく北帰行が始まったのかもしれない。
元気なのはヤエちゃんと小四郎くんのメスとオス2羽のカワセミ。
ピーピーと互いに呼び合っていて、すごいスピードで目の前を飛んでいく。
恋の駆け引きで忙しいのかな?
下池に向かう途中では、けさもジョウビタキのオス。
ジョウビタキを見ていると、遠くでピョーピョーピョーとアオゲラの鳴く声が聞こえる。
見上げると、高い木の枝にアオゲラがジッととまっていた。
しかも1羽だけじゃない、その下にもう1羽。
やがて2羽で一緒に飛び去っていった。
下池をめぐっていると、やけに小さなカモ。
オスはカラフルな色合いをしているから、メスだろう。
派手な模様のオスと違って、メスは地味かと思ったら、こうして見るとメスもなかなか美しい。
何より羽の模様の曲線が芸術的ですらある。
とても羽には見えず、まるで微細な曲線を体に描いた彫刻のようだ。
やっぱり自然は芸術家だ。
カワセミが飛んできてとまった。
最近ここでよく見るようになった3Kくんかな?
枝の上からエサを狙っている。
小魚をゲットして、すぐ飲み込み、次の獲物を狙っていた。
下池を1周して再び上池に向かっている途中でも、さきほどのジョウビタキのオス。
よほどここがお気に入りのようだ。
ジョウビタキがとまっている後ろの藪の中では、ウグイスが忙しそうにしていた。
上池に戻って残りを半周。
サンシュユの開花が進んでいる。
ウメの花の蜜を吸いにメジロの群れ。
うれしそうに花から花へとめぐっていた。
コンコンコンと幹をつつく音に、見上げるとコゲラがエサ探し中。
こちらではハトが2羽でケンカしていた。
自分の居場所を主張したいのだろうか。
足元ではヒメリュウキンカのお花畑。
花の中心は雌しべで、まわりにたくさんの雄しべ。
花びらがピカピカするのが特徴だが、日光を反射させることで花粉媒介してくれる虫を呼びやすくしているのだろうか。