金曜日朝の善福寺公園は、はじめ曇り、やがて日が差してくる。
けさも公園内の行く先々でメジロの群れと出会う。
アオジが藪の中でエサをゲット。
コゲラは幹をつつきながら木を登っていく。
けさもルリビタキがやってきていた。
場所をちょこちょこ移動しながらエサを探している。
ルリビタキは雑食だから、木の実も食べるし、虫も食べる。
オスはその青色が美しいが、冬は特にそうだが全体に丸っこくて、とてもかわいい感じ。
しかし、かわいくたって立派な大人のオス。
ルリビタキがほかの鳥と違う最大の特徴は、オスの羽の色が成熟と関係していて、繁殖能力を獲得したオスであっても2歳ぐらいになるまでは羽の色がメスそっくりの地味な色をしているということだ。
これを専門用語では「Delayed Plumage Maturation (DPM)」、日本語では「遅延羽色成熟」と呼んでいるという。
何しろまだ若造のルリビタキにとっては、先輩とケンカしても負けるのはわかっているから、なるべく争いごとはしたくない。それで地味な色合いでいることで勝ち目のないケンカを避けているのだとか。
とても目立つ青い色の鳥ゆえに選択したルリビタキの生き残りのための“知恵”だろうか。
この件についての詳しい話は拙ブログ(2023年2月24日)の
ルリ男くん同士のケンカは「色」で決まる - 善福寺公園めぐり (hatenablog.com)
をご参照ください。