月曜日朝の善福寺公園は快晴。歩き始めは寒いが、日差しが出てくるとあたたかくなる。
咲き始めたウメの蜜を吸いにメジロがやってきた。
どの花の蜜を吸おうか、選りどり見どりだ。
上池をめぐっていると、オスのカワセミのマルちゃん。
朝日を体いっぱいに浴びている。
一方、メスのヤエちゃんはいつものお気に入りの場所に。
下池をめぐっていると、シメを発見。
この木が好きなのか、このところ毎朝見る。
どうやらこの木の芽を食べてるみたいで、しきりにくちばしを動かしている。
シメといえば頑丈なくちばしで固い実もかみ砕くというから、もっと噛み応えのあるものの方がいいのでは?とも思うが、柔らかいのも好きみたい。
下池から再び上池に向かっていると、やはり毎朝出会うのがアオジ。
二股に分かれた枝に仁王立ち?
ジョウビタキのオスもやってきた。
善福寺公園にやってきた当初は木の上の方で実を食べていたが、だんだん枝についた実が乏しくなってきたのか、地面におりてくるようになってきた。
あっちに行ったり、こっちにきたりしてエサを探している。
植物名を記した表示板にとまるところが公園らしい。
野鳥にとっては人工物も枝と同じ。
再び上池に戻って残りを半周する。
至近距離にカイツブリがやってきた。
カイツブリの特徴である足の形と、足がお尻から伸びているのがよくわかる。
カイツブリの脚は弁足といって、指が木の葉状の弁膜になっていて、これが水掻きの役割を果たし、高速で水中を移動できる。
また、足が体の後方、お尻のあたりから出ていることで、さらに水掻きを効率よくしている。
カイツブリを観察していると、ジョウビタキの鳴き声が聞こえる。
しかもかなり近いところで鳴いている。
どこだろうと探すと、何と、すぐ近くの茂みの中からだった。
茂みの中をのぞき込むと、ジョウビタキのメスが黒い実をくわえている。
体の割に大きく見えるが、どうやらイヌツゲの実らしい。
すぐにゴックンと飲み込んでしまった。
イヌツゲの実は直径7㎜ほどあり、人の食用にはならないが鳥たちは好きらしい。
そのあとは、池のほとりの木の枝へ。
しばらくの間、動かずにいた。
ずいぶん長い間、鳴き声も上げずジッとしていたから、日向ぼっこでもしたかったのだろうか。
けさは公園内の別々の場所でジョウビタキのオスとメスに出会えたが、本人同士は出会えてるのかな?