善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

水辺の生きもの探すジョウビタキ

土曜日朝の善福寺公園は曇り。冷え込みはそれほどではないが、北風が冷たい。

暦の上では「大寒」。次は2月4日の「立春」だ。春近し?

 

けさは2度にわたってジョウビタキのオスと出会う。

まずは上池を半周して下池に向かう途中の小川(遅野井川)。

川の近くの低い枝にとまっていた。

川におりてくるかなと思ったら茂みの中に消えていった。

川の近くの地面にはシロハラ

シロハラがいるのでジョウビタキは逃げちゃったのかな?

 

下池をめぐっていると、ウメの枝にアオジがとまっている。

やや薄い色合い。光線の加減もあるだろうが、やさしい感じ。

メスだろうか。

 

下池を1周して上池に戻るため再び小川に。

メジロがヤツデの花の蜜を吸いにやってきていた。

ヤツデは晩秋から冬にかけての花の少ない時期に、かなりの長期間にわたって花を咲かせる。

ほかに蜜を出す競走相手が少ないから、甘いもの好きの鳥や虫をひとり占め。

 

すると再びジョウビタキがやってきた。

下におりてきて、川のすぐそばまでやってきた。

しきりにまわりを警戒している。

川の淵あたりを一瞬つついたと思ったらすぐに首を上げる。

よほど用心しているようだ。

きのうも同じように川におりてきて、ミミズのようなものをゲットしていた。

だから、水を飲むというより、どうやら水辺の生きものを探しているようだ。

ジョウビタキ北の国からやってきて越冬する渡り鳥。

秋のころは色づいた植物の実を食べるが、その後は地中に潜っていたりする動物質のエサを食べるようになるという。

水辺の虫もターゲットのひとつかもしれない。

やがて春がきて北の国に帰るためには、長距離飛行に備えて体力をつけないといけない。そのために動物性タンパク質を摂取しようとしているのでは、ともいわれている。

ジョウビタキが冬の間は群れをつくらず単独行動をしているのも、冬は少ない虫をゲットするには単独の方が有利だからだろうか。

再び枝に移って様子をうかがっている。

寒風下で、ダルマさんみたいな丸い体が四角く見えた。

 

上池に戻ると、久しぶりにウがやってきていた。