善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

遅野井川の野鳥たち

土曜日朝の善福寺公園は曇りときどき少し日差しが差す。気温は高め。

 

けさまず出迎えてくれたのはジョウビタキのメス。

以前はよくルリビタキのオスが出没していたあたりで、このところ目にするようになった。

このメスがルリビタキを追い払ったとのうわさなんだが。ホントなの?

 

公園の片隅でミツマタが花を咲かせていた。

樹皮が和紙や貨幣の原料になることで知られるが、花が咲くのはふつう3~4月ごろ。

ずいぶん気が早い感じだが、三叉に分かれた枝の先にたくさんの黄色い花を咲かせる。

 

上池のお気に入りのエリアにいたのはメスのカワセミのヤエちゃん。

真剣な目でエサをねらっていた。

 

上池と下池をつなぐ小川(遅野井川)ではけさもジョウビタキアオジ、ウグイス、メジロなんかが飛び交っていた。

たまにカワセミもやってくる。

オスのジョウビタキがコンクリートの土手に斜めにとまった。

あんな斜めのところによくとまったなと思ったら、細い枝がコンクリートの上にたれていて、上手にそこに脚をひっかけていた。

枝に飛び移ったところ。

アオジも仲間とやってきていた。

 

ツグミが背伸びのポーズ。

遅野井川は正しくは遅野井川親水施設といって杉並区の施設。地元の区民と行政とが協力して取り組み整備された。

もともとここは川が流れることは流れていて、昔はホタルが飛び交ったりもしていたらしい。しかし、次第に荒れ果てて、鉄柵で囲われるようになって地域の人たちは立ち入れず、雑草が生い茂った状態になっていた。

区民の要望で整備されることになり、2018年、親水施設として完成した当初は人工的な感じがしたが、年月を経るとともにいろんな生きものが生息するようにり、野鳥たちもやってくるようになっている。

調査したところ、遅野井川で確認できる鳥類と水生生物は約50種類にもなるのだという。

こうした生物多様性保全されていることが評価されて、去年の10月には環境省が全国122カ所を認定した自然共生サイトの1つに選ばれた。都内における区立施設としては初の認定だとか。

 

上池では、1周800m余の池のまわりを走る毎年恒例の「正月マラソン大会」がスタートしようとしていた。

今年で48回目。当初は地元の区立桃井第四小学校の子どもたちによるミニバスケットや野球チームでつくる善新スポーツクラブとPTAの主催で行われていたが、最近は全校行事となり、1年生から6年生までが池を1~2周する年中行事となっている。

どんな記録が出るかな?