善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

越冬するカメムシ

水曜日朝の善福寺公園ははじめ曇り、のち晴れ。風はなく比較的おだやか。

 

公園内を歩きはじめると、小さめのカメムシを発見。

アオクサカメムシ、あるいはミナミアオカメムシだろうか。

いずれも雑食性でさまざまな植物の害虫として知られるが、こんな冬の寒いころになぜ?と思ったが、これらカメムシは成虫の状態で越冬するのだとか。

昆虫というと、成虫は死んでしまって卵や幼虫の形で冬を越すと思われがちだが、カメムシの場合、多くは成虫のまま越冬する。中にはクサギカメムシのように集団で越冬するのもいるらしい。

 

しかも、ミナミアオカメムシだとすると、もともと熱帯地方起源で暖かい地域に生息しているはずが、温暖化の影響なのか次第に北上しているといわれる。

分布の北限は日本とされ、成虫で越冬するものの、最寒月の平均気温が5度以下の地域では越冬できないらしいから、今のところは東京までぐらいが生息域の限界なのかもしれない。

 

上池をめぐっていると、お気に入りの場所にメスのカワセミのヤエちゃん。

しかし、けさは上池のほかのカワセミを見なかった。

 

下池にまわると、池のほとりの藪の中からウグイスの声が聞こえる。

藪の中を素早く移動するウグイスの目だけをとらえた。

 

カワセミが飛んできてとまった。

下池でカワセミを見るのは今月11日以来で久しぶりだ。

 

下池を1周して再び上池に向かう。

途中の小川(遅野井川)ではキセキレイがエサ探し中。

お尻をフリフリするしぐさがかわいい。

 

見上げると、高い木の枝からぶら下がってエサを漁るメジロ

 

上池に戻ると、先ほどいたカワセミのヤエちゃんの姿はなく、代わってゴイサギ

白い飾り羽が申し訳程度に生えていて、クチバシがけっこう黄色っぽい。

成鳥であってもまだ幼さが残っているのだろうか。

 

ハクセキレイがボート乗り場にやってきて、冬季休業のためひっくり返って置かれたボートの上にとまった。

晴れた空を見上げて何思う?