善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

越冬するクサカゲロウ

日曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうに続き比較的暖かい朝。

 

上池を半周するがけさはカワセミを見ない。

コサギは相変わらず池の淵近くでエサ探し。

 

下池をめぐっていると、クサカゲロウの成虫を発見。

カゲロウと聞くといかにもはかなげだが、短命の代名詞のようにいわれるカゲロウとちがって数カ月の寿命があり、生まれるのは6月ごろから11月ぐらいまでなので、中には成虫で越冬するものもいる。

成虫は晩秋から冬にかけて体色が赤褐色~褐色に変色する越冬型と呼ばれる形態をとるといわれるが、このクサカゲロウはまだ成虫に成り立てなのか、緑色の体をしている。

複眼がメタリックに輝いていた。

日差しを浴びると虹色に光るという。

 

下池で久しぶりに見るカワセミ

 

下池を1周して再び上池に向かっていると、雪虫みたいな小さな白い虫が飛んでいる。

とまったところを見ると、体が綿毛みたいなものに覆われていて、翅も白っぽい。

雪虫というと、北海道とか北日本の寒い地域で見られる虫として知られていて、冬の使者とか、降雪の前触れとかいわれたりするが、東京でも飛んでいるのだろうか?

その正体はアブラムシの仲間で、トドノネオオワタムシとかエノキワタアブラムシとかいれていて、本州でも普通に見られる虫という。

 

雪虫を追っかけていると、視線の先にジョウビタキのオスを発見。

盛んに羽毛のお手入れ中。

羽をパタパタ。

ときどきキョロキョロして様子をうかがっていた。

 

上池に戻ると、コサギが対岸からやってきて目の前でとまった。

近寄って観察していると、再び対岸に向かって飛んでいった。

脚を揃えて飛んでいく行儀のいいコサギ