月曜日朝の善福寺公園は晴れ。涼しい風が吹き秋本番という感じ。
上池でまず見つけたのがホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)。
池の真ん中のかつてスイレンが群生していたあたりで、首をもたげてるのがいる。
口を開く姿はまるでネッシーか怪獣のようだ。
ようやくスッポンとわかった。
普通のカメと違うところは、甲羅が滑らかに見えること。普通のカメは甲羅が石のように固いのに対してスッポンの甲羅は柔らかく、滑らかだというが、まさにそのように見える。
首が長く伸びるのも特徴で、けさ見たのもかなり首を長く伸ばしていた。
ただし、問題はその大きさ。善福寺池には以前から野生のスッポンが生息していて、ときどき池の淵あたりで見ることはあるが、とても小さい。
それに対して、けさ見たのは30㎝ぐらいはありそうだ(かなり離れていたので確かではないが)。
野生のスッポンは甲羅の長さが30㎝程度までは成長するといわれるから、かなり大きい部類に入るだろう。
では、日本で最大級のスッポンは?というと、今年の8月、日本で最大級ではないかというスッポンが発見されてニュースになった。
見つかったのは鳥取県の日野町というところで、甲羅長約38㎝、重さ5㎏以上あるという巨大なスッポン(ニホンスッポン)が捕獲され、国内で過去に確認された野生の個体では最大級に近い大きさというので話題になった。
淡水性カメの研究者らでつくる日本カメ自然誌研究会によると、2011年に京都府で甲羅長38・5㎝、重さ7・3㎏のスッポンが捕れた記録があり、島根県松江市内の川で捕獲されたのでは甲羅長39・3㎝、重さ6・7㎏あったという。
ひょっとして、けさ見たスッポンも30㎝を超えるぐらいあったかも?
上池を半周して下池へ。
高い木のテッペンでアオサギが首をすくめていた。
池をめぐっていると、カワセミを発見。
脚は赤く、胸もかなりオレンジ色っぽいから大人のオスのカワセミだろうか?
オスジアゲハがさなぎになってから12日目。
依然としてさなぎのままだ。
一般的にはさなぎになってから羽化までの期間は10日前後といわれる。
しかし、気温が低いとそれより長くなることがあるらしいが・・・。
けさはアキアカネらしいトンボがよく飛んでいる。
夏は山ですごし、秋になると平地に下りてきて繁殖する。
オスもメスも、相手探しに忙しいのだろうか。
おなかが真っ赤っかのオスのようだ。
シオカラトンボもまだがんばっている。
イトトンボがぶら下がっていた。
風が吹くとイトトンボもゆらゆら揺れる。
まるで植物に同化してるみたいだった。
枝の先にとまっていたのはアキアカネのメスかな?
再び上池に戻ると、ボート乗り場にコサギがやってきた。
と、そこにカラスもやってきた。
コサギが歩くあとからカラスが近づいていく。
カラスは獰猛なオオタカやツミまで追いかけるぐらいだから、コサギなんか一発で追い払っちゃう悪いヤツかなと見ていると、とうとう最接近。
今にも飛びかかろうとしている。
ついに飛びかかった!と思ったら、追い払われたのはカラスのほう。
カラスは逃げていき、コサギは悠然としていた。
意外に強いコサギに感心。