善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

朝日に輝く交尾中のイトトンボ

日曜日朝の善福寺公園は快晴。けさの都心の最低気温は27・3℃、午前7時ですでに29℃を超えていたというから、内陸である杉並区の外れのこのへんはもっと気温が高いだろう。

 

上池をめぐっていると、池のほとりでイトトンボが交尾中。

小さめのイトトンボだが、翅に朝日が当たってキラキラ輝いていた。

いのち生み出す生き物の美しい姿。

 

そのそばではクモヘリカメムシも交尾中。

右側のがシッカと稲穂をつかんでいるのに、左側のはつかめなくて脚をバタバタさせているところがおかしい。

それでもつながったままでいて、愛の深さ?を感じる。

右前脚が1本だけ、ようやくひっかかったところ。

 

いつものように上池を半周して下池へ。

その途中の林の中で、いつもは薄暗いところが好きなキマダラヒカゲしかいないところに、アカボシゴマダラがやってきていた。

樹液を吸おうとしているのか、ときどき翅を広げる。

そばではキマダラヒカゲが居心地悪そうにしている。

キマダラヒカゲにとっては、ホントは自分の縄張りだからと追い出したいところだろうが、自分より大きいので黙っているしかないのか。

 

下池をめぐっていると、カワセミの声。

ぐるっと1周したところでエサをねらっているカワセミを発見。

上からのぞき込んでいるが、今年生まれた若いオスだろうか?

やがてヨシの中に消えていった。

 

再び上池へ。

途中見つけたのは脱皮直後のバッタ。

脚元には脱け殻があり、体が乾くまで待っているのか、ジッとしていた。

 

カマキリが逆さになっていた。

知らずに近づいてくる獲物に気づかれないよう、枝か葉っぱになりきっているのだろう。

 

再び上池をめぐる。

大きめのイモムシが葉っぱをムシャムシャ食べている。

セスジスズメの幼虫のようだ。

 

細い枝にぶら下がっているミノムシ。

今年の夏はミノムシをよく見る。