土曜日朝の善福寺公園は曇り。風はなく、蒸し暑い。
きのうは雨で散歩できなかったが、おととい見たときはつぼみをふくらませていたヒメヒオウギスイセンが咲き出していた。
ヒオウギスイセン(檜扇水仙)は葉の形がヒノキで作った扇に似ているから付いた名前という。ヒオウギスイセンより小さくてかわいいというので「姫」を冠してヒメヒオウギスイセン。
そばでジャノメチョウが翅を休めていた。
上池には文二らしいオスのカワセミ。
しばらくジッとしていた。
少し離れたところにゴイサギがやってきて、ソロリソロリと脚を忍ばせながら獲物をねらっている。
うまく獲物をゲットできず、ロープの上で仁王立ち。
なかなか見ることのできないゴイサギの正面顔。
意外と凛々しい顔をしている。
ムギワラトンボがとまっていたのでそぉーっと近づく。
顔の半分ぐらいを目が占めている。
昆虫界で一番目が大きいといわれるのがトンボ。飛行しながら獲物を探すトンボにとって、目は命なのだろう。
トンボの目は動体視力にすぐれていて、よーく見ると(虫眼鏡が必要だが)、ハチの巣のような六角形の個眼が集まっていて、その数は1万個から3万個。
個眼1つ1つが違う映像をうつしているが、脳では1つの映像としてちゃんと認識しているのだとか。
ただし、上部分と下部分では見るものが違っていて、上部分の目では太陽の方向を認識し、下部分の目ではエサとなる獲物を探す。それが脳で統合されて、立体映像になっているのだとか。
ヤゴから抜け出たばかりのコシアキトンボ。
雨が上がるのを待っていたのだろうか。