善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

首を折り曲げられるシラサギの秘密

水曜日朝の善福寺公園は快晴。気温は低いが風がなくすごしやすい。

 

シジュウカラエナガコゲラメジロなどの集団が群れをなやってきた。

枝から枝へとせわしなく移動している。

なかなかジッとしてくれないが、ようやくメジロの姿だけとらえることができた。f:id:macchi105:20191204095017j:plain

小型の鳥たちは、1羽だけだと天敵にイチコロだが、みんなでいれば怖くないと集団を形成しているのだろう。

やがてみんなして去って行った。

 

獲物をねらうゴイサギの怖い目。f:id:macchi105:20191204095042j:plain

こちらはシラサギ。

黄色いクチバシをしている。ダイサギだろうか。f:id:macchi105:20191204095104j:plain

長い首を上手にクネッと折り畳んでいる。

何と柔らかい首だろうか。

私たちヒトを含む哺乳類の頸椎はだいたい7個だ。首の長いキリンだって7個なので、クネラクネラ曲げることはできない。

一方、鳥は11個から最大25個の頸椎を持っているという。だからカワセミなんかも器用に首を後ろに回している。

サギの場合は1620個の頸椎を持ち、しかも、中央付近の骨を極端に動かすことができるため首を自由に折り曲げることができる。首をS字型に折り畳めるのも、自由自在に動かせる頸椎があってこそなのだろう。

ちなみに絶滅した爬虫類の仲間では、76個もの頸椎をもつ種が確認されているんだとか。

 

カワセミがジッとして止まっていたが、やがて青い背中を見せて遠くに飛んで行った。f:id:macchi105:20191204095151j:plain