木曜日朝の善福寺公園は快晴。さわやかな風が吹く。
ようやく公園デビューした上池の4羽のカワセミ幼鳥は元気かな?
さっそく探すと、4羽がそれぞれ離れたところにとまっている。
比較的近くでよく見える枝の上に1羽。
少し離れたところのロープにいるのは母親のサクラのようだ。
相変わらずサクラは子どもにエサを与えることをせず、エサを与えるのひたすら父親の文二によるワンオペのままだという。
じゃー、サクラは何してるの?
おなかがすいたのか、さっきの幼鳥が首を伸ばして葉っぱを食べようとしている。
ロープの上には別の幼鳥がやってきた。
あっち向いたりこっち向いたりしていて、なんてかわいい。
もう1羽もやってきた。
一方、枝の上にいた幼鳥が警戒してるのか?背伸びしている。
どうしたのか?
するとそこへ、母親のサクラがやってきた。ひょっとしてサクラもエサをやる気になったのか?というとそうではなさそう。
右が幼鳥で左がサクラ。
なぜか互いにバトルを始めた。
激しく言い争いしていて、早くも親子ゲンカ?
ついには右の母親のサクラが幼鳥を攻撃している?
結局、幼鳥は逃げていってしまった。
サクラがとまったのはカワウの近く。
何だかカワウを警戒しているみたい。
池には、ときどきやってくるオオタカやツミなどの猛禽系のほかにも、ヘビとかアオサギなど幼鳥を食べちゃうのも多い。カワウも要警戒なのだろう。それで近づいちゃダメよと教えていたのだろうか?
ひとしきり幼鳥を観察したあと、公園を1周。
池のほとりでハコネウツギ(箱根空木)が咲いていた。
花色は最初は白だが、次第にピンク色→赤色になっていく。開花時期の差で紅白の花が一緒になるので、源氏と平氏の戦いになぞらえて「源平空木」ともいうそうだ。
ただし、「ハコネ」と名がつくが箱根に自生種は少なく、よく似た花を咲かせるニシキウツギを誤認して和名がついたといわれる。
ハコネウツギが海岸沿いを中心に分布しているのに対し、ニシキウツギは山地に多く分布しているそうだ。
見たことのないガを発見。
帰って調べたらシロスジツマキリヨトウというガのようだ。
白い曲線が美しい。
美術作品として展示してもいいほどで、こんな美しい模様を画像生成のAIは描けまい。
下池を1周して上池に戻ると、カワセミが小魚をゲットしたところ。
暗くてよく分からないが、父親の文二かな?と明るいところで見ると、実はサクラ。
子どもにあげることなく、自分で食べちゃった。
もう次の二番子を胎内に宿しているので、一番子への給餌は父親にまかせっきりなのかな?