月曜日朝の善福寺公園は快晴。はじめ風が冷たかったが、次第に暖かくなる。
公園のポポーが咲き出した。
北アメリカ原産で明治期に日本に渡ってきたバンレイシ科の植物で、果実は食用だという。
英名がPawpawで、日本ではポポー、ポーポーと呼ばれる。
上池をめぐっていると、文二らしいオスのカワセミ。
するとそこへサクラらしいメスのカワセミがやってきて、入れ替わるように文二が飛び去っていった。
残ったサクラはしきりに水に飛び込んで水浴びしている。
あとで目撃者から聞いた話では、サクラは下池まで飛んで行ってエサをゲットし、給餌ポーズで巣の方向に飛んでいったというから、ヒナにエサを与えたあとに、休憩のため文二と交代したのかもしれない。
どうやらカワセミの子育ては順調のようだ。
池のほとりでムラサキツユクサが咲いていた。
日本の在来種のツユクサは花びらが2枚で青い色をしているが、こちらは紫色の花びらを3枚つけ、草丈が30~80cmぐらいになる。
北アメリカが原産で園芸植物として普及したのが、野生化したという。
下池ではハクウンボクが咲いていた。
きのうの朝に見たときはつぼみだったのに、強い日差しと日中25℃ぐらいに気温が上がったためか、1日にしていっせいに開花した。
生き物の生命力はスゴイ。
日差しが出てきたのでカメも日向ぼっこしようと這い上がってきた。
今年初のシマサシガメ。
黒と白の縞模様があるサシガメなのでシマサシガメ。
成虫だと白くなるところが黄色なので幼虫のようだ。
その近くにいたトゲトゲの幼虫。
ナナホシテントウの幼虫のようだ。
丸くてかわいい(く見える)成虫とはまるで違う形をしている。
変身を重ねて成長する生き物の不思議。
これも今年初のワカバグモ。
網を張らずに木の枝や葉っぱの上などで獲物を待ち伏せて捕まえる。
前脚を目いっぱい広げて待ち伏せする姿をよく見るが、このクモは頭の部分が褐色を帯びているから、成熟したオスだろう。
カメラを近づけると、逃げるのではなく脚を高く持ち上げて攻撃してきた。
まるで恐れを知らないみたい。
何て気の強いクモだろうか。退散、退散。