金曜日朝の善福寺公園は曇り。比較的気温が高め。風もなくすごしやすすい。
上池では、池の淵の杭の上に文二らしいオスのカワセミがとまっていた。
池をめぐっていると、聞き慣れない鳥の声がする。
鳴き声の方向を見ると、比較的低い枝でオスのモズがしきりにのどを震わせて鳴いていた。
以前、モズの高鳴きを聞いたことがあるが、それよりも低い声で、歌うようにさえずっている。
モズが高鳴きをするのは秋で、縄張りを宣言するために鳴くのだという。冬の間は1羽ですごし、縄張りに侵入してくるものがあれば、すぐさま撃退する。しっかりと縄張りを持っているということは、春になってメスをゲットする上でも大きなポイントとなるのだろう。
モズの恋の季節は2月ごろには始まり、オスは、メスが自分の縄張りを離れてやってくるのを待っている。このとき、オスはほかの鳥の声を混ぜた複雑な歌を歌ってメスにアピールするのだという。
モズは漢字で「百舌」と書くが、これはモズがほかのいろんな鳥の鳴きまねが上手で、100種類の鳴きまねができるというのでついた名前。
メスが近くにいるのか、それとも早くおいでと呼んでいるのか、オスの求愛の歌がいつまでも響いていた。
下池をめぐっていると、地面に潜む虫を探しているのか、ツグミが枯れ葉をひっくり返している。
久しぶりに見るカワウ。
エメラルドグリーンの目をしていた。
上池に戻る途中にはジョウビタキのオス。
しばらくの間、ジッとしていた。
公園から帰ろうとしたら、いつもの枝に文二くん。