日曜日朝の善福寺公園は薄曇り。穏やかな朝。
きょう19日は季節の移り変わりの指標である「二十四節気」の「雨水」。
降っていた雪が雨に変わり、雪解けが始まるころ、とされる。
立春から2週間がすぎ、暦の上では確実に春に向かっている。
上池では、いつものところと少し離れた場所に文二らしいオスのカワセミ。
きのう縄張りに別のカワセミが“侵入”していたので警戒しているか。
ミツマタの黄色い花が咲きだした。
花は満開になると蜂の巣のような球状に集まった形となり、下向きに咲くという。
黄色いのは花びらではなく、筒状で先端が4裂した萼筒で、外側には白い細かい毛が密生している。
満開のころが楽しみだ。
池をめぐっていると、久しぶりのモズ。
今年見るようになった若いオスのようだ。
しきりに地面をのぞきこんでいる。
こっちに気がついたのか、素早く姿を消した。
モズは肉食だから木の実などの植物のエサはほとんど摂らない。
モズのクチバシの先の鋭く尖った形。あれこそ肉食の証拠で、いったん喰いつくと、あの鍵のようなクチバシで獲物を仕留めるのだろう。
モズはどちらかといえば地上のえさをねらい、草地などで現われた虫やカエルなどの小動物をエサにしている。
しかし、虫たちがいない冬はどうやって獲物を得ているのだろうか?
昆虫とかトカゲ、カエルなどがほとんどいなくなる冬の間は、小鳥とかネズミなどにかなり依存しているともいわれている。
地面に落ちた木の実かなんかを探しに来たシジュウカラなどの小鳥が獲物になるのだろうか。
下池をめぐっていると、ヨシの中からウグイスが出てきて、あたりを警戒しながら水のところまでおりてきていた。
水を飲みにやってきたようだ。
下池を1周して上池にもどると、いつもの“定位置”に三郎らしきオスのカワセミ。
朝食のあとの休息のひとときかな?