土曜日朝の善福寺公園は曇り。北風冷たく、寒い。
寒いはずだ、けさの最低気温(都心)は午前4時55分に5・4℃。今冬一番(といっても始まったばかりだが)の寒さ。
寒くても鳥たちは元気いっぱい。
公園に着くと、入口付近に小鳥の群れ。
パッチリお目々のメジロもいた。
池をめぐっていると別の鳥の集団。
エナガが枝の高いところを飛んでいる。
葉っぱが落ちて見やすくなったが、まだ高いところにエサがあるのだろう、なかなか近くにはきてくれない。
下池の池の水が善福寺川に落ちるあたりには、小三郎らしいオスのカワセミ。
上池に戻ると、三郎らしきオスのカワセミ。
カワセミを観察していると上の方で鳥の声。
見上げるとまたまた小鳥たちの群れ。
枝をのぼっていくコゲラ。
尖ったクチバシが錐(きり)みたいに見える。
行き止まりまできて、「次はどこに行こうかな~」と思案いしているところ。
次の瞬間いなくなった。
グミのような赤い実がつく様子から、珊瑚に例えて「アキサンゴ」の別名を与えたのは植物学者の牧野富太郎という。
よく見ると、赤い実のそばには早くも花芽が出ている。
サンシュユはほかの花に先駆けて早春に咲く。木全体が一面に黄色の花をつけることから「ハルコガネバナ」の別名もあり、これも牧野富太郎の命名という。
リュウキュウマメガキも食べごろに熟していた。
ただし、とても食用にならないほどの渋柿だとか。
もともと柿渋をとるために中国からもたらされたもので、おそらく琉球を経由したのでこの名があるのだろう。
ところで、こんな渋い柿を鳥は食べてくれるのだろうかとフト疑問に思った。
柿の子孫繁栄のためには、鳥に実を食べてもらって種子を散布してもらう必要があるが、鳥は人間の味覚とは違って、渋さが気にならないのだろうか?
実は渋柿は、熟した段階では渋いものの、熟しきって果肉がとろとろの段階になると、渋みが抜けて甘くなるのだという。
そういえば鳥たちが柿を食べるのを観察していると、たいがいがとろとろになって実が地面に落ちるころの柿だ。
食べごろを知っている鳥もエライが、鳥に食べられるよう工夫?している柿もエライ。