水曜日朝の善福寺公園は快晴。今シーズン一番の寒さ。東京都心の最低気温は7時9分に2・6℃。
そんな寒さに、カマキリがジッと耐えていた。
上池をめぐっていると、目の前をカワセミが飛んでいく。
下池にまわると、池に霧が立っていた。
狭霧消ゆる 湊江(みなとえ)の 舟に白し 朝の霜~と歌いながら歩く。
斜めに並んだ4羽のアオサギが同じような恰好をして、眠っているのか?
サザンカの花の蜜を吸いにきたのか、メジロの群れが忙しく動き回っていた。
こっちをにらんでる。
地面から突き出たような赤い実の固まり。
マムシグサの実のようだ。
5月ごろに花を咲かすが、それがマムシの頭のようであり、茎のところの「まだら模様」もマムシに似ているというので名前がついた。
実は秋にオレンジ色から赤色に熟し、トウモロコシに似た形状になる。
一見おいしそうに見えるが有毒植物。
赤い実をつけたガマズミの枝にはカマキリの卵の固まり、卵鞘(らんしょう)。
ガマズミといいマムシグサといい、冬は赤い実が多い。
上池に戻って公園から出ようとすると、すぐ目の前にオスのカワセミ。
去年かおととしここで生まれた三郎(善福寺池のカワセミに詳しいカワセミウオッチャーの命名)だろうか。
ちなみにこの人は、善福寺池のカワセミの生態を毎日、子細に観察していて、カワセミの家系図までつくっている生き字引のような人。
きのうも三郎らしいのを見たが、メスはどこに?