金曜日朝は雨がやんでからの遅い散歩。冬に逆戻りしたような寒さ。
カワセミはオスのB2くんだろうか、木陰にソッといた。
アオキが小さな花をつけていたが、いつも気になるのはオスとメスの違い。
アオキは雌雄異株で、雌花をつける雌株と雄花をつける雄株が別々になっている。
こちらは雄花。黄色っぽいのは花粉だろう。
雌花はきのうの雨粒を含んで艶々(つやつや)しい。
アオキの花を観察していると、茎に隠れてジッとしていたのはツマグロオオヨコバイ(別名・バナナムシ)。
葉っぱをめくったらたくさんいた。
アオキなど広い葉っぱの常緑樹が好きらしい。
ニワトコの花が咲いている。
ニワトコは漢字で書くと接骨木。
枝や幹を煎じて水あめ状になったものを骨折の治療の際の湿布剤に用いたためこの名がついたとされるが、なぜ接骨木がニワトコかというと、和名の漢字読みは接骨木と、もうひとつ「庭常」というのがあり、庭木として常に植えられている木というので庭常(ニワトコ)と呼ばれるようになったとの説がある。
ベニバナトキワマンサクの花。
紅色の花がマンサク(万作)に似ていて、葉が常緑(常磐)というのでこの名がついた。
花びらがリボンか短冊みたいなのが特徴で、たくさん咲いているように見えるが1つの花に4枚の花びらがあり、小さな花が寄り添って咲くのでたくさん咲いているように見える。
より花を目立たせることで、虫を呼び寄せる作戦なのだろう。
リボンのような花びらはつぼみの中にいる段階ですでに長く、丸く巻かれた状態で収納されていて、つぼみが開くと長く伸びてくる。
ハナカイドウの花もだいぶ開いてきた。
花びらは雄しべと雌しべを軽く包むような半開状態で完全には開かないのが多く、そこが奥ゆかしくて好きなのだが、中には“全開”に近いのもある。
自己主張したいのかな?
公園近くの、地名の善福寺ではないお寺の善福寺のサクラも満開だった。