善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

蜜も大好きコゲラ

木曜日朝の善福寺公園は薄日さし、朝からポカポカ陽気。

 

けさのカワセミは、上池でも下池でも飛んでいるようだが姿を確認できなかった。

かわりにけさは公園中でヒヨドリムクドリの声がいつも以上ににぎやかしい。

あったかくなって余計に元気になったのか。

 

サクラの木にコゲラがやってきた。

何か見つけたのかな?f:id:macchi105:20220331090612j:plain

キツツキだけに相変わらず幹をコンコン突ついて虫でも探すのかと思ったら、何と、花の蜜を吸い始めた。f:id:macchi105:20220331090647j:plain

あっちの蜜は甘いかな~と、花から花へと飛び移っては蜜を吸っている。f:id:macchi105:20220331090709j:plain

コゲラが花蜜を吸うのを初めて見た。

蜜を吸う鳥といえばメジロヒヨドリで、この2種は長い舌の先が筆の先のようにいくつも分かれていて、吸うというより舌の先に蜜をたっぷりとからめとってなめている。それで上手に花の中にクチバシを突っ込んで蜜の味を楽しむことができる。

おかげでクチバシの先に花粉をつけてもらい花粉媒介をしてくれるので花にとってもメジロヒヨドリは上客だ。

一方、他の鳥はというと、ワカケホンセイインコなんかもよくサクラの花にやってくるが、花の外から噛みついて中の蜜を吸おうとする。おかげで花は千切れて下に落ちてしまうので、ワカケホンセイインコなどは“花散らしの鳥”といわれ、花にとっても招かれざる客なのだ。

では、コゲラはどうかというと、観察している限りは花を落とすことなく、メジロなどと同じに上手に蜜を吸っている。

キツツキの仲間は、木の中に隠れている幼虫などを捕らえるためとても長い舌を持っている。その長い舌で蜜をからめとることができるのかもしれない。

 

ちょっと思案げのシロハラf:id:macchi105:20220331090930j:plain

この冬、いつもこのへんをテリトリーにしている鳥。

白い羽がちょっだけ出てるのでわかる。

そろそろ北へ帰るころだが。

 

 

ことしも去年と同じ場所で、ツルニチニチソウが1輪だけ咲いていた。f:id:macchi105:20220331091005j:plain

青紫色の花びらが5つに裂けて、プロペラか扇風機の羽のような花の形をしている。

 

赤と白、源平咲きのハナモモ。f:id:macchi105:20220331091029j:plain

 

1本の茎に2輪が咲くニリンソウの2輪目も咲き出した。f:id:macchi105:20220331091100j:plain

こちらは夫婦(めおと)咲きとでもいおうか。

 

背中あわせのぬくもりが

かようふたりは ふたりは二輪草

 

川中美幸の「二輪草」より。