土曜日朝の善福寺公園は快晴。冷え込みはなく、だんだん暖かくなっていく。
東京のけさの日の出は6時14分。朝がだいぶ明るくなってきた。
上池のけさのカワセミは?と探すと、いつもオスのB2くんがいるあたりに、メスのH子らしいのがとまっていた。
ついにH子はB2くんの“仕事場”にまで押しかけるようになったのか。それを察して、B2くんは逃げて行ったのか、姿が見えない。
もてる男がうらやましい。
池の端っこにいる三郎くんは?というと、これも姿が見えない。
ちょうど居合わせた善福寺池のカワセミに詳しいカワセミ・ウオッチャーによると、三郎くんはけさは自分のテリトリーでH子とは違うメスのカワセミと対面していて、一緒に下池方面に飛んで行ったという。
そうか!ひとり孤独の三郎くんにもようやく春がきて、新しい恋人ができたのか。
ふたりの姿を見ようと下池に向かう。
たしかに三郎くんらしいオスのカワセミはいた。
しかし、残念ながらメスの姿はなかった。
枝に3、4羽のアオジがとまっていて、1羽だけ残してみんな飛び去っていった。
残った1羽が背伸びして、仲間を探しているのだろうか。
水辺にはけさもキセキレイ。
中国と朝鮮半島が原産地とされ、日本に渡来したのは江戸中期のころ。
早春を代表する花木であり、別名「春黄金花(はるこがねばな)」。
春の光を浴びて、やがて木全体が黄金色に輝く。