木曜日朝の善福寺公園は快晴。今シーズン一番の寒さ。ブルブル。
けさのカワセミは、声はすれども姿は見せず。
上池をめぐっていると、高い木のてっぺんにとまっている鳥が気になる。
よーく見ると、シメだった。
全身茶色系で、クチバシは短かめで太いのが特徴。
この太いクチバシで、固いタネも平気で割って食べる。
シベリアなど北の地方で繁殖し、冬になると南方にやってくる渡り鳥だが、日本では北海道で繁殖し、冬になると本州にやってくる。
シメの名前の由来がおもしろい。
「シー」と聞こえる鳴き声と、鳥を意味する接頭語である「メ」が合わさって「シメ」となったという。
下池にまわると、イチョウの葉が見事に黄色くなっていた。
池の上空をシラサギが旋回している。ダイサギのようだ。
降りる場所を探している様子。
ようやく高い木の上にとまる。
朝日を浴びながら、まるで下界を睥睨してるみたいだ。
上池に戻ると、カルガモが陸地にあがってエサをついばんでいたが、冬のときだけ善福寺池にやってくるマガモも一緒にいた。
だいぶ公園のエサ事情になれたのか、常駐組のカルガモと仲よくなったのか。
それでも人が近づくと、木の上を羽ばたいて池に戻っていった。