土曜日朝の善福寺公園は曇りときどき晴れ。やはり早朝(午前6時台)はいくぶんすごしやすい。
公園に着くなり、フェンスにつかまって羽化直後のニイニイゼミ。
いつもは樹木にくっついているが、これなら裏から観察できるとのぞき込むと、裏側のおなかのあたりはまだ乳白色っぽかった。
上池ではカワセミが1羽、エサをねらっていた。オスのようだ。
すると、ダイブしたかと思ったらツイーッと飛び去っていった。
飛び去った先を見ると、対岸に子どものカワセミが待っていて、獲った獲物をその子にあげようとしている。
飛び去ったのはカワセミのおとうさんだったようだ。
ひっとして今年2度目の繁殖で生まれた2番子かな?
獲った魚の頭を上にして子どもにあげようとするのだが、受け取るほうはまだ幼いのか、なかなか受け渡しができない。
何度かやって、ついに大口を開けた子どもの口の中にエサを押し込むおとうさんカワセミ。
池を半周して近くまで行くと、親はすでにいなくて、子どものカワセミだけがポツンといた。
まだ自分でエサ獲りができないようで、親のすねっかじりはしばらく続きそうだ。
上池を半周して下池へ。
けさも公園のあちこちでセミの羽化を見る。
羽化中のニイニイゼミ。
羽化してまだ間もないのか、ニイニイゼミが木の幹を横歩きしているんだが、どこにいるかわかりますか?
近づくとやっとわかるが、樹皮の色に擬態したニイニイゼミの隠遁の術?
下池のほとりでニイニイゼミが羽化中。まだ羽が縮れている。
池を1周して、15分ほどたってから見ると、もう少しでお尻が抜けるところまで来ているが依然として羽化中。それでも羽はかなり立派になっていた。
羽化して間もないアブラゼミが下からのぼってきて、葉っぱの上に姿を見せたところ。これ以上行き場がないのでどうするか思案中?
ハエトリグモらしいのが擬木をのぼっていく。
1㎝もない小さなクモだが、近くで見るとかわいい感じ。
クサギの花が咲き出した。
上池に戻ると、池のほとりでセミが羽化中。
ミンミンゼミだろうか、青というか緑というかとても美しい。
自然がつくり出す色といい、形の美しさに、ただただ驚嘆するばかり。
近寄って見ると、構造色によるものか、ところどころ金粉をまぶした感じで光り輝いていた。
先ほど見た親のカワセミが、エサをゲットしたのと同じようなところにいる。
成功体験によるものかな?
すると近くに子どものカワセミ。
おとうさんが獲ってくれるのを待っているのだろう。
まだあどけなくて、おとなしくしていた。