火曜日朝の善福寺公園は曇り。風がなく、蒸し暑い。
上池のカワセミを探すと、水しぶきが上がったのでよくみると1羽がダイブして獲物をゲットしたところだった。
オスのようで、獲った魚の頭を上にするプレゼントポーズ。
メスを探しているのだろうか。やがてそのまま飛び去った。
カワセミは春から夏まで、多いときは3回ぐらい繁殖するというから、再び子づくりを始めたのかもしれない。
アオサギが長~い首をのばしている。
まるでキリンの首みたいだが、キリンの首は哺乳類の中では並外れて長いものの、頸椎の数はわれわれ人間と同じく7個。しかし、鳥は多くの種で13個から25個ぐらいあり、アオサギの頸椎の数も多いに違いない。それで自由自在に首をのばしたり縮めたりできるのだ。
下池にまわると、きのう木の上でアオサギとカラスが対峙していたあたりは、アオサギが1羽いるだけで静か。抱卵はしていなかったのか。
池をめぐっていると、ゴイサギが飛んできてロープにとまったところ。
指でガッシとロープをつかまえている。
池の水が善福寺川に落ちる当たりでは、メスのカワセミが獲物をねらっていたが、やがて川の方向に飛んでいった。
シジミチョウが翅を休めていた。
大きめのアブらしいのがとまっている。かすかに尖った口吻が見えるからムシヒキアブの仲間だろう。
しかも、複眼が緑色だ。上から見たところ。
緑の複眼を持つ肉食ハンター、アオメアブのようだ。
さらに近づいてみると、緑色だけでなく、オレンジや金色とグラデーションが美しい。
光の加減で複眼が妖しく光って美しい。
その妖しい眼で獲物をねらうのだろうか。
葉っぱの上に大きなクモが脚をいっぱいに広げている。
イオウイロハシリグモだろうか。かなり大きい。
近づくと、ガイコツみたいな頭をしていて、8つの眼があった。
けさもウズグモの渦巻き網。
網の裏ではクモが隠れている。
ところが、近くに1本棒の網。
作りはウズグモの網に似ているが、渦を巻いてなくて垂直になっている。
先日はX字を描くコガネグモの網を見たが、それとも違う。
裏にクモが隠れているようだから、これも獲物を引き寄せる網の役割をしているのだろうか。
シジミチョウが翅を広げていた。
シジミチョウのオス・メスはすぐに見分けられる。翅を広げるとメスは真っ黒だが、オスは薄い水色っぽい色をしている。
いつもは翅を閉じてとまっているが、ときどきこうして翅を広げる。骨休めならぬ翅休めか?