水曜日朝の善福寺公園は曇り。風がちょい冷たい。
けさも上池にはメスのカワセミが1羽でいた。
カワセミを観察していたら近くの木にメジロがやってきて、木の実をくわえてすばやく飛び去っていった。
メジロを見るのは久しぶり。
池には、今を盛りに咲くエゴノキの花びらがたくさん浮いていた。
おやおや? オニグルミの葉っぱに白いフワフワ・モコモコの綿のようなものがついている。
花びらの“破片”でも落ちているのかとよく見たら、ムシャムシャ葉っぱを食べている。
純白の蝋物質を分泌してし身にまとい、天敵を欺こうという作戦か。
下池にはホシゴイ。
まるでお菓子みたいなかわいい花が咲いている。
カルミア、別名アメリカシャクナゲのようだ。花はお菓子で、つぼみはコンペイトウのよう。
北アメリカやキューバ原産の植物で、カルミアというのはツツジ科カルミア属の花木全般をあらわす総称というが、アメリカシャクナゲといってもシャクナゲの仲間ではない。
池から善福寺川に水が流れ落ちるあたりにコサギがやってきていた。
黄色いソックスがよく目立つ。
公園を歩いていると上の方で小さな鳥の気配。
エナガが群れて飛んでいて、枝に何羽もの幼鳥が並んで止まる“エナガ団子”ができていた。
あっち向いたりこっち向いたりしているが、中にはこっちを向いているのもいる。
何もこんなにギュウギュウ詰めにならなくてもいいと思うが、数えたら5羽ぐらいいた。
好き勝手な方向を向いていて、中には頭を低くしたままこっちを向いているのもいる。
ただひとこと、カワイイ!
やがて団子はなくなって、1羽だけ残った。
まだ飛ぶのは自信がないのか、それとも居眠りしてるのかな?
エナガは巣立ったあと、しばしば体を寄せ合って団子をつくる習性がある。
まだ飛ぶのも上手じゃないし、エサをとるのも不得手で、1羽でいるのは心許ないのか。
集団になることで互いに励まし合い、また天敵から身を守りやすいということもあるかもしれない。