水曜日朝の善福寺公園は快晴。気温高く、風が強いがむしろ心地よく感じる。やがてポカポカ陽気となるだろう。
いつものとおり上池からはじまって下池を1周。
巣作りをしていたカワセミは、度重なる雨で巣作りを断念したかと思ったが、再開したようだ。
穴は、きのうにくらべてだいぶ堀り進まれている。
2羽が並んでとまっていた。
穴堀りを始めるのかなと思って見ていたら、オスがツィーッといなくなってしまった。
ひとり残ったメスのカワセミ。
池を1周しているとオスの飛んでる姿が見えた。
元の場所に戻ると、やはりメスが1羽でいた。
オスはとりあえずエサ獲りに専念しているのだろうか。
しかし、今週末も東京地方は雨予報なのだが・・・。
あとで聞いたら、さきほど通ったときは穴堀の休憩中で、その後せっせと穴を堀り作業を行っていて、かなり深くまで達しているようだ。
小川のあたりにシロハラ。
上池に戻るとヒキガエルの卵のその後を観察。
どれも尾芽胚(びがはい)の段階にきているみたいで、尾っぽのようなものが伸びている。中にはクネクネと尾っぽを振っているのもいる。
このところ毎日ヒキガエルの発生過程を見ていて、ふと、カエルの孵化ってどの段階をいうのだろうか?と疑問に思った。
昆虫や鳥などは殻に包まれて卵を形成しているから、殻を破って出てくればそれが孵化だろう。
ではヒキガエルはどうかというと、最初、ゼリー状の長いひものようなものの中にあって、その中から出てきた段階を孵化と呼んでいるみたいだ。
なるほど、すでにゼリー状のものはなくなって、どの個体も勝手に動いている。
とすると尾芽胚というのはもはやかなり進んだ段階で、体の各器官がその中で形成されつつあるのだろう。
やがてオタマジャクシとなって、かつてカエルの祖先が水中にあって尾っぽを持っていた時代から両生類への進化の過程、何万年だが何億年だかの過程を「幼生」という間に再現することになるに違いない。
それはどこか、母親のおなかの中にいる人間の赤ちゃんをも思わせる。