善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

目の前のウグイス

金曜日朝の善福寺公園は晴れときどき曇り。多少風があるが穏やか。

 

けさも公園に着くなり出迎えてくれたのはメスのモズ。f:id:macchi105:20210312104519j:plain

上池ではけさもカワセミの鳴き交わす声。

盛んに鳴いているのはメスのほう。f:id:macchi105:20210312105155j:plain

オスの近くにとまった。

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けさもオスはなぜか消極的で、メスが近づくと逃げていく。

あるいは逆に誘っているのか? 他人の恋路はわからない。f:id:macchi105:20210312105354j:plain

するとオスが小魚をゲット。f:id:macchi105:20210312105415j:plain

すぐに食べちゃったから求愛の意志はなさそう?f:id:macchi105:20210312105440j:plain

また2羽が近づいたが、やがて別れて飛び去った。f:id:macchi105:20210312105502j:plain

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ヒメコブシが今にも咲こうというところ。f:id:macchi105:20210312105544j:plain

ソメイヨシノのツボミがますます膨らみ、赤身を帯びてきていた。f:id:macchi105:20210312105616j:plain

 

下池ではけさもカワセミのペアがせっせと巣作り中だった。

交代で穴の中に入っていっては土を掻きだしたり、踏み固めたりしている。f:id:macchi105:20210312105647j:plain

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黒い土の塊をくわえて出てきたところ。土はペッと水中に捨てていた。f:id:macchi105:20210312105738j:plain

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しかし、東京地方は今夜から明日にかけて雨予報なんだが・・・。

 

小川ではジョウビタキのオス。f:id:macchi105:20210312105948j:plain

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シロハラもそろそろ北へ帰るころか。f:id:macchi105:20210312110029j:plain

 

下池を1周してふたたび上池に戻ると、さきほどのカワセミのオスとメスだろうか。

今度は仲むつまじい感じで並んでとまっていた。f:id:macchi105:20210312110125j:plain

さっきは逃げてばかりいたオスも、今度は積極的に見えるのはどうしたわけか?

互いにどんどん接近していく。f:id:macchi105:20210312110148j:plain

結婚にゴールインか?と思ったら、パッと飛び去っていった。

しかし、ピーピー鳴く声は聞こえていたから、見てないところで懇ろになっているのだろうか?

 

ヒキガエルの卵はオタマジャクシになっていた。f:id:macchi105:20210312110210j:plain

よーく見ると鰓(えら)みたいなのができている。f:id:macchi105:20210312110242j:plain

オタマジャクシは水の中を泳ぎながら生活するから、水中の酸素を取り入れるために鰓で呼吸しているのだろう。

やがて成長すると、尾っぽはなくなり、脚が出て、陸上で暮せるように肺呼吸する子ガエルとなっていく。

それにしてもヒキガエルってガマガエルのこと。オタマジャクシのときはとてもちっちゃい。

 

オタマジャクシを観察していると、近くでチャッチャッというウグイスの地鳴きの声。

そーっと近づくと、藪の中をウグイスが移動していくところだった。f:id:macchi105:20210312110305j:plain

なかなか姿をあらわさないが、一瞬、顔を出したところ。f:id:macchi105:20210312110423j:plain

ウグイスの、というより小さな鳥たちの特徴として、移動中にピタッと動きを止めることがある。これは、まわりの風景に溶け込んで天敵をやりすごすための“知恵”のひとつといわれるが、ウグイスでよくそれを見る。

今回も地鳴きの声がしなくなって、藪の中を移動する気配もなくなったので、どこかに飛んで行ったかと思ったら、さにあらず。ジッと動かないでいるところをパチリ。

本人は隠れているつもりだろうが。f:id:macchi105:20210312110459j:plain

距離にして1メートルぐらい。時間にして数十秒。こんな近くで、しかもじっくりとウグイスを見るのは初めてのことだった。f:id:macchi105:20210312110527j:plain

カンヒザクラの花がたくさん落ちていた。f:id:macchi105:20210312110554j:plain

さきほどワカケホンセイインコの群れが飛んでいたから、インコがやってきたせいだろう。

もともと南方系のインコは花の蜜が大好物だが、メジロヒヨドリが上手に蜜だけ吸うのに対して、インコは花を噛みちぎって密だけ吸い、花をポイッと捨ててしまうという。

つまりインコは花散らしの鳥というわけだ。