水曜日朝の善福寺公園は快晴。強い北風が冷たく、冬に戻ったような寒さ。
上池のカワセミは、けさもオスとメスが離れたところにとまっていた。
池のほとりにはオス。
遠くのロープの上にメス。
池をめぐっていると、モズのメス。
モズの見返り美人の図。
小川ではハクセキレイ。
キセキレイは近づくとすぐに逃げていくが、ハクセキレイは鷹揚というか、動じない。
逃げ足に自信があるからか。それとも人懐っこいのか。
カンヒザクラ(寒緋桜)が咲き始めた。
善福寺公園ではまずカワヅザクラが咲き、そのあと咲くのがカンヒザクラだ。
旧暦の正月あたりに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)とも呼ばれる。
沖縄では1月末ごろに「日本一早いサクラの開花」が話題になるが、このサクラはカンヒザクラ。温暖な沖縄ではソメイヨシノなどの生育が難しく、サクラといえばカンヒザクラなのだ。
ヤナギの木の高いところからコンコンコンと幹をつつく音が聞こえる。
目を凝らすと、アオゲラが幹を登りながらコンコンつついていた。
やがて首を伸ばしてあたりをうかがい、遠くへ飛び去った。
至近距離で木をつついているのはコゲラ。
つつくのに夢中になっているから近くに寄っていってもまるで平気だった。
このところ地面に降りているツグミが多い。
下池を1周して上池に戻ると、さきほどのオスとメスのカワセミか。
今度は多少は近づいている。
風に吹かれてメスのカワセミ。
オスはというとジッと水面をにらんでいる。
首のあたりがまるでカウボーイのスカーフみたいにヒラヒラ揺れている。
公園から出ようとしたら、これもさっきモズか。
朝日に照らされていた。
帰宅途中、善福寺の向こうの北の方角に細長い雲が、地面と平行に帯状になって伸びている。
何という雲だろうか。