金曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり日が差す。
ヤツデの花があちこちで咲いている。
ヤツデは近親交配を避けるため雄性先熟の植物。
最初に雄しべが伸びてくる雄性期と、雄しべが落ちて雌しべが伸びてくる雌性期とがある。
これは雄性期。
花びらは、よく分からないが小さいのが5枚あり、5本の雄しべが伸びている。
花びらと雄しべが落ちると、今度は雌しべが伸びてくる。
中央の丸いのはたくさんの蜜の粒。
ヤツデの蜜は糖度50%と甘く、花が少ない今ごろの時期に虫なんかをおびき寄せる。
メジロが無心に蜜を吸っているのを見たことがある。
けさのカワセミは上池に1羽。
下池にも1羽。
さかんにダイブを繰り返して水浴びしていた。
ポチャンと飛び込んだところ。
水をまき散らしながら素早く元の枝に。
見ていけて飽きない。
コガモのメスだろうか?しかも2羽で。
ゴイサギがジッとしていた。
いつも目つき悪いのに、けさはまるでぬいぐるみみたい。
ハシビロガモがオスとメスで仲よく泳いでいた。
高い木の上で2羽のヒヨドリが追っかけっこ。
帰り道、メジロの群れが梢をめぐっていた。
1羽が一瞬だけ電線に止まった。
そして矢のように飛んで行った。
仲間を追いかけていたのだろう。