チリの赤ワイン「エミスフェリオ・カベルネ・ソーヴィニヨン(HEMISFERIO CABERNET SAUVIGNON)2016」
スペインのワイナリー、トーレスが1979年からチリで手がけているワイナリーによる赤ワイン。最初は渋みが強かったが、だんだんまろやかに。
ワインの友で観たのは民放の地上波で放送していたアメリカ映画「ジャングル・ブック」。
2016年の作品。
監督ジョン・ファヴロー、出演ニール・セディ(本作公開当時12歳の新人)
何とニール・セディ演じる少年モーグリ人間以外すべてCGという作品。
もともとの原作はイギリスの小説家、R・キップリングの物語集(1894年刊)。それをウォルト・ディズニーが1967年にアニメ化した(この作品がディズニーの遺作となった)ものを、最新の映像技術を駆使して実写化したアドベンチャードラマ。
ジャングルの動物に育てられた人間の少年モーグリと動物たちとの絆を描いた映画だが、動物たちの動きが実にリアルで、これがCG?と思うほど。なかなかの出来ばえだった。
声の出演は日本人だったが、ナレーションはどこかで聞いたことがあるナと思ったら歌舞伎役者の松本白鸚だった(そういえば最近は好きな歌舞伎や文楽ともトンとご無沙汰だな)。ほかに、西田敏行、宮沢りえほか。
英語版でも声の出演はそうそうたる顔ぶれだったらしい(ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、クリストファー・ウォーケンなど)。
舞台はアフリカのジャングルではなく、インドのジャングル。
そこで1人取り残された人間の赤ん坊を救ったのは、黒ヒョウのバギーラだった。彼から母オオカミのラクシャに託された赤ん坊はモーグリと名付けられ、バギーラから自然の厳しさと生き抜くための知恵を教わり、オオカミの群れを率いるリーダーのアキーラからはジャングルの掟を、ラクシャから惜しみない愛を注がれ、モーグリは幸せに暮らしていた。人間への復讐心に燃える、トラのシア・カーンが現れるまでは…。
映画では途中、陽気なクマのバルーと出会う。
インドにはトラはいるかもしれないがクマはいるのか?と思ったら、たしかにいるようだ。
というよりクマはインドはもちろん、南北アメリカ、ユーラシア、インドネシア、スリランカ、台湾、日本、そして北極にも生息している。
そういえばパンダだってクマの仲間だ。
川の中で少年のモーグリがクマのバルーのおなかに乗って移動する場面なんかなかなか秀逸。あの場面はブルーバックのスタジオにプールを作り、モーグリはバルーのおなかを模した絨毯みたいなのに乗り、劇中でバルーの顔が来るあたりに監督がいて、それに向かって演技したんだとか。
2017年のアカデミー視覚効果賞受賞。