けさは雨で散歩に行けない。なので、日曜日の昼に撮影した善福寺公園の虫たちをご紹介。
暖かくなって、公園にはいろんな虫たちが這い出してきた。そういえばあすは小満。陽気がよくなって万物の成長する気が次第に生じ天地に満ち始めるころ、の意味とか。
なぜか多かったのがクモ。
やけに大型のクモを見つけた。
イオウイロハシリグモだろうか。
大型のキシダグモの仲間。たしかに硫黄のような色合い。網を張らない徘徊性のクモだ。
近づいてよーく見るとたくさんの目が1カ所に集まっている。
これはキハダカニグモか。
褐色で、黒色、黄褐色、灰褐色の細かな斑紋がある。樹皮に擬態していて、太い樹木の幹で暮らしているんだとか。
カメラを近づけると脚を伸ばして威嚇してきた。
脚の長いアシナガグモかな。虫を捕まえている。
これはササグモか。
頭のてっぺんにも目がある。
足が細長く、鋭い針状の毛がまばらに生えている。
草の間を素早く徘徊し、巧みにジャンプして獲物を捕らえるという。
それにしても、公園のクモといったらジョロウグモばかりかと思ったら、さにあらん。いろんなクモがいるものだ。
擬木の上にカナヘビがジッとしていた。
なぜカナヘビというかというと、名前の由来は諸説あり、その1つに「カナ」はかわいらしいという意味があり、「小さくてかわいらしいヘビ」でカナヘビとなったとの説があるらしい。
「かな」と聞いて、今も日本語の古語が生きている沖縄の言葉を思い出した。
沖縄言葉で「かなしい」は、本土の「悲しい」の意味ではなく、「かわいい、愛おしい」の意味だ。
「切ないほど愛おしい、かわいくてならない」で「かなし」となる。
だから古謝美佐子や夏川りみが歌う「童神(わらびがみ)」の歌詞は、
イラヨー愛し(かなし)思産子(うみなしぐわ)
となる。
怖い虫ばっかり見たので口直しにテントウムシ。
自然の中にいると、何でも絵になるなー。
でもテントウムシだってアブラムシなんかの虫を食べる。