土曜日朝の善福寺公園は始め曇りのち晴れ。空気ひんやり。
プロペラの形で咲く紫色の花が1輪だけ咲いていた。
地中海沿岸が原産の常緑蔓性植物、ツルニチニチソウ(蔓日日草)。
日本には明治初期に園芸用として移入されたという。
ニチニチソウに似ているというのでこの名がついたが、花の色からツルギキョウとの異名も。
花びらがくっついている合弁花で、開口部は見事に5角形になっている。これぞ自然の造形美。
ヨーロッパでは、常緑で冬も枯れないことから、不死の力や魔力を持っていると信じられていたとか。
アオキ(青木)の花。
遠くから見ると何ともないが、近寄ってみるとけっこうカワイイ。
寄ってくる虫の目に合わせたのか。
雌雄異化株で、これは雄株。
アオキの花も紫色だ。
サンショウ(山椒)の花が咲いていた。
山椒も雌雄異株で、こちらは雄株。
まだ開花前のもあった。
若葉は「木の芽」として食用に使われるが、実がなるのは雌株のみで、雄花は「花山椒」として用いられるという。