善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

五弁の花が美しいツルニチニチソウ

土曜日朝の善福寺公園は始め曇りのち晴れ。空気ひんやり。

 

プロペラの形で咲く紫色の花が1輪だけ咲いていた。f:id:macchi105:20200411084542j:plain

地中海沿岸が原産の常緑蔓性植物、ツルニチニチソウ(蔓日日草)。

日本には明治初期に園芸用として移入されたという。

ニチニチソウに似ているというのでこの名がついたが、花の色からツルギキョウとの異名も。

花びらがくっついている合弁花で、開口部は見事に5角形になっている。これぞ自然の造形美。

ヨーロッパでは、常緑で冬も枯れないことから、不死の力や魔力を持っていると信じられていたとか。

 

アオキ(青木)の花。

遠くから見ると何ともないが、近寄ってみるとけっこうカワイイ。

寄ってくる虫の目に合わせたのか。f:id:macchi105:20200411084715j:plain

雌雄異化株で、これは雄株。

アオキの花も紫色だ。

 

サンショウ(山椒)の花が咲いていた。f:id:macchi105:20200411084737j:plain

山椒も雌雄異株で、こちらは雄株。

まだ開花前のもあった。f:id:macchi105:20200411084803j:plain

若葉は「木の芽」として食用に使われるが、実がなるのは雌株のみで、雄花は「花山椒」として用いられるという。