13日の金曜日の昼休み、ポカポカ陽気に誘われて公園へ。
けさは1輪ぐらいしか咲いてなかったソメイヨシノ、5輪、6輪と咲いていた。
公園内の道端にチョウが止まっている。
今年初のチョウ。
羽を立てているときは薄い褐色で枯れ葉のようだが、羽を開くと、タテハチョウ科のテングチョウだった。
頭部の先端が天狗の鼻のように長く伸びているのでテングチョウ。
翅の色は全体的に濃い褐色をしていて、橙色の大きな模様、それにポツポツと白い斑点がある。
普通、虫は冬の間、卵やサナギの姿で冬を越すと思われがちだが、このテングチョウだけでなくタテハチョウの仲間の多くは成虫で冬をごすらしい。
モンシロチョウやアゲハチョウはサナギで冬を越し、春先になって成虫になるモンシロチョウの初見日は生物季節観測の種目の1つになっている。ちなみに去年の善福寺公園でのモンシロチョウ初見日は3月22日だった。
ヤママユガやミドリシジミは卵で、オオムラサキは幼虫で冬を過ごす。
テングチョウやキタテハなどは、翅を閉じると枯れ葉色になるので、それが保護色となって冬の間は枯れ葉の中などに入り込んで寒さをしのぎながら冬を過ごす。
暖かくなるとこうして羽を広げて日光浴するのだろう。
けさ見たルリビタキのメスが明るいところに顔を出していた。
クチバシの先に何かぶらさがっているんだが、捕まえた虫か?
こっちを向いたところ。
正面顔もまたカワイイ。
しばらく羽を休めて、やがて飛んでいった。
日に照らされて、テカテカに輝いている黄色い花のお花畑。
ヒメリュウキンカだろうか。