土曜日朝の善福寺公園は曇り。夜中は蒸し暑くて寝苦しかったが、朝はさわやか。
きのうのカワセミの親子はどうなったか?
けさは親らしいのが2羽、向かい合っていた。今後の子育て方針を相談し合ってたのだろうか?
けさはシジミチョウとカマキリをよく見る。
ヤマトシジミだろうか。翅の一部がかけているようだが、まるで昔の鉄道のキップをパンチしたような形。
別の場所でも同じように翅が欠けているのがいた。
翅を開いているところだったが、ヤマトシジミはオスとメスでは翅を閉じているときはまったく同じで区別がつかないが、翅を開いているときの翅の表側ははっきりと区別がつく。
光沢のある水色をしているのがオスで、飛ぶとキラッと光る。
一方、メスの翅の表側は地味な黒色。
やっぱりシジミチョウの世界では着飾っているのはオスなんだろうか。
こちらのシジミチョウはひらひら飛んでいるときは黒っぽかったからメスだろう。
ヒカゲチョウらしいのが地面におりて吸水していた。細くて長い口吻を伸ばして地面に突きたてている。
カマキリがヘンな格好をしている。何であんなに脚を前に投げ出しているのか?
近づくと逃げいていくときの後ろ脚の逃げポーズもおもしろかった。
どっこいしょっと。
ギョロリとこっちを向いたところ。
長い触角が自慢のゴマダラカミキリ。
かわいそうにかなり触角が短くなっていて、片方はほとんど取れてしまっている。
体の地の色は光沢のある黒色で、前翅には白色から黄色の小さな斑紋が見られ、それが名前の由来だ。
枯れ葉に擬態したガ。先日もいたが、最初カレハガ科の仲間かな?とも思ったが、ドクガ科のマイマイガのようだ。
成虫はオス・メスで色が異なり、オスは茶褐色、メスは白い色をしているんだとか。
前翅に褐色~黒色の斑紋や波状の模様が見られるが、変異が多いらしい。
漢字で書くと「舞々蛾」。成虫のオスがひらひらと舞うように飛ぶ姿に由来するという。
約10年周期で大発生を繰り返す性質があり、その際にすさまじい個体数と旺盛な食欲であらゆる草花、樹木の葉を食い尽くすので森林害虫として非常に有名なんだそうだ。
それだけたくさんで行動するなら何も擬態しなくてもいいと思うが、10年に1度というからふだんはさみしんぼうなんだろうか。
帰り道、区立公園のクチナシの花が咲いていた。
善福寺公園のクチナシはいつの間にかなくなってしまったが・・・。
そういえば公園の担当者が乱暴に下草を刈り取ったおかげで、モジズリ(ネジバナ)の花も消えてしまっていた。花壇の花は大切にしても、野に咲く花はどうでもいいと思ってるんだろうか。