善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ハチに擬態したアブ

土曜日朝の善福寺公園は快晴。空気はさわやかだが、日差しは強烈。

 

けさもカワセミ

上池ではこのところオスばかり見ていたが、けさはメスのカワセミf:id:macchi105:20191005081724j:plain

離れたところにオスのカワセミf:id:macchi105:20191005081742j:plain

ツクバネウツギの花の上をホバリングしているのはスカシバ。

ハチに擬態したガの仲間だ。f:id:macchi105:20191005081810j:plain

アリやテントウムシと一緒に仲よくアシタバの花の蜜を吸っている大きめのハチ?f:id:macchi105:20191005081851j:plain

ハナバチの仲間のクマバチだろうか。

しかし、近づいてよーく見ると頭から生えているはずの触角が見当たらない。f:id:macchi105:20191005081940j:plain

ハナアブの仲間のオオハナアブのようだ。

ハナアブはハチに擬態したハエ目ハナアブ科の昆虫。

オオハナアブはアブにしてはかなり巨大で、ハチそっくり。

黒くて太い体をしていて、腹部に黄色の帯が目立つ。ハチのふりをしているだけで刺したりはしないが、自分より強いハチの姿をマネることで身を守っているのだ。

 

触角は短いためほとんど見えない。ハチそっくりに変身したつもりでも触覚までは手が回らなかったか。

左右の複眼が頭頂部で接しているのがオスで、離れているのがメス。

これはオスのようだ。

 

スカシバといい、ハチをマネた昆虫はけっこう多いようだ。

 

ナント、上池の北側広場にあるクリの木に実が成っていた。f:id:macchi105:20191005082021j:plain

だいぶ前に幼木から植えられて、「桃栗3年」というから3年待ったけどいっこうに実が成らない。秋の今ごろになると気になって観察するのだが、毎年同じ。この木は実がつかない木なのかなと思っていたが、今年はたくさんのイガイガをつけている。

このところの気候変動がこの木にとってはむしろよかったのか?

 

こちらも気候変動の影響か、スオウの花が咲いていた。f:id:macchi105:20191005082042j:plain

ツマグロヒョウモンのオス。f:id:macchi105:20191005082101j:plain

近くにツマグロヒョウモンのメス。f:id:macchi105:20191005082124j:plain

ヒガンバナにとまるアゲハチョウ。f:id:macchi105:20191005082149j:plain


 
全身黄色のクモ。アヅチグモ(安土蜘蛛)だろうか。f:id:macchi105:20191005082214j:plain

アヅチグモはカニグモ科に属し、普通、クモというと網を張って獲物を捕らえるが、このクモは植物の上で前両脚を広げて獲物を待ち伏せる。

花の周辺で擬態するので、白くなったり、黄色になったりもするらしい。