イタリア・トスカーナの赤ワイン「アケーロ(ACHELO)2016」
ローマの北、フィレンツェの南に位置するコルトーナの赤ワイン。
コルトーナ地区は、その歴史を古代ローマの時代にまで遡ることができる伝統的なワイン産地だとか。
シラー100%。
なかなかエレガントな味わい。
ついでにその数日前に飲んだのはイタリア・プーリアの赤ワイン「フィキモリ(FICHIMORI)2018」
イタリアをブーツにたとえると「かかと」にあたる地域で、ナポリの東のイタリア南部。
ブドウ品種はネグロアマーロ、シラー。
軽快な味わいのワイン。
このところイタリアが続いている。
ワインの友で観たのはNHKBSで放送していたアメリカ映画「マーニー」。
1964年の作品。
監督はアルフレッド・ヒッチコック。
出演はティッピ・ヘドレン、ショーン・コネリー、ダイアン・ベーカー、ルイーズ・レイサム、ブルース・ダーンほか。
求人広告に応募、採用されると金を盗み、逃亡を繰り返すマーニー(ティッピ・ヘドレン)。有能で美人で一見非の打ち所のない女性なのだが、赤い色と雷に異常なほどの恐怖を示す。
若き会社社長のマーク(ショーン・コネリー)は、マーニーに興味を持ち、犯罪者と知りながら秘書として雇う。マーニーへの思いは、やがて愛に変わり、結婚を申しこんだマークは、なぜ、盗みを働くようになったのか、理由を突き止めようとするが…。
巨匠ヒッチコックの映画というので期待して観たが、「めまい」(1958年)、「サイコ」(1960年)、「鳥」(1963年)といった“異常心理と恐怖シリーズ”の集大成ともいえるような作品のはずだが、できばえは・・・・?
ヒッチコックが「鳥」に出演したティッピ・ヘドレンを気に入って、再び起用したかっただけか?
ティッピ・ヘドレンの相手役のショーン・コネリーが若い。このとき34歳。彼が主演したジェームス・ボンドシリーズの第1作が1962年だから、ちょうど売り出し中の時期。
映画の中で、会社の金を盗み出しては逃亡を繰り返すマーニーが、次はどの会社をねらおうかと思案するとき、いくつもの偽造したカードを並べているシーンがあったが、「SOCIAL SECURITY ACT」とあって、社会保障カードのようだった。
社会保障番号を記載したカードだが、身分証明としても使われていたのだろう。