善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ミニFM ラジオぱちぱち・その2

地域の学童クラブ父母会のメンバーたちと始めたミニFM放送「ラジオぱちぱち」が、この4月で9周年を迎えた、というきのうの話の続き。

10年目突入を記念して、18日にイベントを開く。場所は、いつもお世話になっている米屋さんの前の青空スペース。店の前の大きなケヤキの木の下は普段は駐車スペースになっていて、クルマに一時どいてもらうと、三角形のミニ広場となる。
向いは小学校、隣は幼稚園で、人もクルマも行き交う。ヨーロッパの都市でよく見かける街角広場みたいな感じの場所だ。そこに臨時の放送局を設置し、通りがかりの子どもたちに綿あめをプレゼントしたり、トークショーをやったりして、一日をすごそうという段取り。

ほかにもいろんな企画を用意しているが、メンバーたちが出演するラジオドラマ「黄金バット」(開局のときから続いていて、今度で67作目)を上演することになった。歌舞伎の「天竺徳兵衛」をモデルに、講談にもチャレンジしようと、題して「黄金バット忍術譲り場の巻」。講談あり、チャンバラありの一大スペクタル。

どうせなら歌舞伎と同じに忍術使いを乗せた「大ガマ」を登場させようというにことになった。だいぶ昔に、学童クラブの行事のときに巨大な恐竜の頭を作ったことがあるが、今、それだけの気力・体力があるだろうか・・・。大学生の子どもたちに「やってくれない?」と声をかけたら、何が彼らの製作意欲を刺激したのか、「いいよ」と二つ返事で引き受けてくれた。ただし、製作にあたっては自分たちで勝手にやるから、親たちの口出しは許さない、といわれてしまった。

ああしろ、こうしろといいたい年ごろの親たちを尻目に、やがて、高さ1メートルを超える巨大なガマが完成し、今度の日曜日に姿をあらわす。9年前にスタートしたころは、親のあとをついてくるだけだった子どもたちが、今は親たちに替わって大ガマづくりチャレンジし、見事にやってのけた。子どもたちの成長の証(あかし)が、巨大ガマである。

巨大ガマを見たい方、4月18日午前10時ごろから午後4時ごろまで、杉並区善福寺1-32-7本橋泰蔵商店前で随時上演する「黄金バット」に登場します(時間は10分ほど)。ぜひおいでください。

講談の一部を紹介すると──。
怪タンク1号のそのいでたちを見れば、鉄の体に黒革おどしの大鎧をまとい、白檀みがきの籠手・臑当、鹿のツノの前打ったる5枚しころの兜を猪首に着なし、駒は名にしおうウオツカと名づけたる名馬には、金覆輪の鞍をかけ、ゆらりがっしりと打ちまたがり、パカラパカラと篠原研究所に向かって一直線……!」

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