善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ゴーン・ガール

大泉学園のT・ジョイ大泉で『ゴーン・ガール』を観る。
ナント、朝8時スタートの回。観客は4、5人。当然か。

タイトルにある「ゴーン」(Gone)とは日産のゴーン社長ではなく、「行っちゃった」とか「いなくなっちゃった」の意味で、「行方不明の女の人」というわけか。でも、いなくなったのは人妻なのに、ガールとはこれいかに? 英語のガールは幅広いのだろう。
ちなみに『風と共に去りぬ』は『Gone with the wind』と同行者よりの教示。

ひとことでいってコワイ映画。
結婚5周年を迎えた日、突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いをかけられてしまう。
原作はアメリカの女性作家ギリアン・フリンのベストセラー小説。
今度は原作を読んでみよう。

失踪した人妻を演じたロザムンド・パイクは以前、トム・クルーズ主演の『アウトロー』に出ていた。
あのときは弁護士役で、頭のよいやり手弁護士風だが、最後の方ではトム・クルーズにひかれるミーハーなところもあった。
今回はまるで違う役どころだが、共通性がある気がした。

ところでアメリカには夫が妻を殺害したケースを専門にしている弁護士がいるそうだ。
それだけ同種の犯罪が多いということか。

見終わって、自分の奥さんを一瞬コワイと思う映画。
独身の若いカップルが行くより、中年以上夫婦にオススメ。