善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

タチバナモドキ

火曜日朝の善福寺公園は曇り。涼しい。

秋は実りの季節。
公園の樹木はどれもたわわに実を成らせている。
足元にはドングリがいくつも落ちているし、風が吹けばギンナンも降ってくる。

タチバナモドキの実。ちょっと遠くてよく分からないが、実の色がミカンの仲間のタチバナに似ているからというのでついた名前。たしかにミカン色。
イメージ 1

それならなぜミカンモドキにしなかったかというと、タチバナ(橘)は日本に古くから野生している日本固有の柑橘類。「万葉集」にもタチバナを詠む歌は68首もあるという。

その隣でコブシの赤い実。
イメージ 2

実は袋果といって、熟すと皮が裂けてタネを放出するようにできていて、それが瘤状になっているのでまるでこぶしを握りしめたみたい、というので「コブシ」と名がついたといわれる。