善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

晩秋の公園風景

土曜日朝の善福寺公園は雲一つない快晴。日差しがあたたかい。
このところいろいろあって行けなかったが、久々の公園散歩。

日増しに紅葉が進んでいる。
下池のモミジが見事。
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下から眺めると・・・。
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赤い実がつやつやに光っている。千両か万両か?
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上池に戻ると、今度は鈴なりの黒い実。何の実?
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帰って「善福寺公園樹木マップ」を見るとトウネズミモチとある。
中国原産で、実がネズミのフンのようだとついた名前が「トウネズミモチ(唐鼠黐)」。
しかし、中国では「女貞」。まるで違う。
女貞の由来は、冬でも葉が青々と繁っている様子から、女性の鑑といわれる「貞女(ていじょ)」になぞらえてこういわれるようになりました、とさ。

で、実を干すと漢方薬となり「女貞子」。その名は中国最古の薬学書である「神農本草経」に載っていて、次のように書かれてある。
「味苦平。生川谷。補中安五藏。養精神。除百疾。久服肥健輕身不老」
つまり、久しく服用すれば体は軽くなって元気になり、不老長寿になる、というわけだ。

そばで落葉樹のコブシが冬芽を伸ばしていた。
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