善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ナガサキアゲハ

七夕の7日、久しぶりに公園へ。
このところ雨続きで、しかもワールドカップの試合が毎日、早朝にあったもんだから、つい散歩をさぼっていた。

公園入口のあたりで、真っ黒いチョウが羽をパタパタさせている。
クロアゲハかと思って目を凝らすと、アゲハに特徴的なシッポがない。しかも全身真っ黒。
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頭というか、胴体の方に赤い斑点らしき物がある。
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ほとんど静止することなく、せわしなく羽を動かしているが、ほんの一瞬、止まった姿はまるでステルス戦闘機。
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あとで我が家に帰って調べたら、どうやらナガサキアゲハっぽい。

漢字で書けば長崎揚羽。
この名前はシーボルトが長崎で採集したことに由来しているとか。
もともと南方系のチョウで、江戸時代までは九州以南に生息していたという。ところが、だんだん北上していって、2000年以降は関東地方、その10年後には宮城県あたりでも目撃されるようになり、理由は「地球温暖化」という。

メスは派手な色合いだが、オスは黒一色。日本のPapilio属(アゲハチョウ属)の中では唯一の無尾型
という。

七夕らしく笹飾りにはいろんな願い事が短冊に書かれてぶらさがっていたが、中には「憲法9条をしっかり守って、平和を広めよう!」と書かれたものも・・・。
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