土曜日朝の善福寺公園は快晴。朝からポカポカ陽気。平日だったきのうに比べると朝から人が多い感じで、散歩する人、走る人、体操する人・・・。
トチノキが円錐形の花を屹立させて咲いていた。
中の雄しべまで空に向かってのびている。
すると飛んできたのは黒いアゲハチョウ。
トチノキの葉っぱに止まってジッとしている。
後翅に尾状突起がないからクロアゲハではない。
ナガサキアゲハだろうか?
後翅に尾状突起がないのがナガサキアゲハの特徴で、真っ黒い色をしていて、翅の付け根あたりに赤い斑点がある。
メスはもっと派手な色合いだから、オスだろうか。
ナガサキアゲハだから長崎あたりに分布しているチョウかと思ったら、シーボルトが最初に採集したのが長崎だったことに由来しているんだとか。
それでも日本での分布は以前は近畿以西だったが、近年は関東など東日本にまで進出してきているようだ。
ツバキが花を開きつつあった。
擬木の上にクマバチが止まっていた。
体が大きく羽音がすごいので獰猛な種類と思われがちだが、ひたすら花を求めて飛び回るハナバチの一種。
翅を休めているところかな?
よーく見ると、脚がけむくじゃら。花粉をここにくっつけて運ぶんだろうか。
しかも脚の先がナントTの字になっている。
ちょっと痛そー。
クマバチのオスとメスではかなり違いがあり、メスは顔全体が黒く、複眼は切れ長だが、オスは複眼が丸っこく、額のあたりに黄色っぽい毛が密生している。
とするとこれはオスか。
毒針を持つのはメスだから近寄っても安心。
池をめぐっているとカワセミのオスが止まっていたが、目がまん丸。まるでデン助みたい。
デン助ったって日程調整ウェブツールの「伝助」ではなく、浅草喜劇の大宮デン助のことなんだが、知ってる人は知ってる・・・。