立山登山の起点となるのが室堂。室堂平に位置し、山登りだけでなく黒部平に抜けるアルペンルートの起点でもあり、バスターミナルやホテルなどの宿泊施設もたくさんある。
もともとは立山は修験道の山であるから、修験者が宿泊したり祈祷を行う堂がここにあり、それで室堂と呼ばれたのだろう。
もともとは立山は修験道の山であるから、修験者が宿泊したり祈祷を行う堂がここにあり、それで室堂と呼ばれたのだろう。
われわれは8月2日午前7時45分発の直通バスに乗車。この日も曇り空。天気予報によれば、あすの土曜日も曇りで、晴れるのは翌日の日曜日からという。
しかし、日曜日で、しかも晴れるとなると、相当な混雑が予想されるから、曇り空でもいいからと土曜日の登山に決め、前日の金曜日に室堂に入ることにした。
しかし、日曜日で、しかも晴れるとなると、相当な混雑が予想されるから、曇り空でもいいからと土曜日の登山に決め、前日の金曜日に室堂に入ることにした。
室堂到着は午前10時15分。この日の宿は、室堂から少し戻ったところにある天狗平山荘。前日電話して、何とか3人分空いているというので予約したが、夏はやっぱり混んでいる。
宿に着くまで時間はたっぷりあるというので、小手調べに室堂山(2668m、室堂から50分ほどの行程)に登ろうと歩き始めると、雨が降ってきた。
やっぱりきょうは室堂平散策でお茶を濁そうと予定変更。
やっぱりきょうは室堂平散策でお茶を濁そうと予定変更。
室堂平に咲く夏の花々を見て回る。
キオン。キク科キオン属の多年草の高山植物。漢字で書くと「黄苑」。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034526.jpg)
オオハナウド。セリ科ハナウド属の多年草の高山植物。日本では、北海道と本州近畿地方以北に分布するという。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034535.jpg)
コバイケイソウ。今回、立山で一番多く見た花。そこかしこに咲いていた。小さいバイケイソウ(梅蕙草)、というのでコバイケイソウ。
梅蕙とは、花が白梅に似て、葉が蕙蘭(けいらん)に似ているからとこの名がついたとか。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034541.jpg)
近くに寄ってみると、こんな花。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034545.jpg)
チングルマ。これも立山でよく見られる高山植物の1つ。バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木。見た目は草だが、立派な木で、高山に適応するため茎のような幹になったのだろうか。
雨にぬれて黄色いところがクシャクシャになっている。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034549.jpg)
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034553.jpg)
シナノキンバイ(信濃金梅)。キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草の高山植物。
善福寺公園でよく見かけるキンシバイ(金糸梅)に似ている。
![イメージ 7](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034557.jpg)
ニッコウキスゲ。和名は栃木県の日光に産するキスゲ(黄菅)の意だが、こちらではゼンテイカ(禅庭花)とも呼んでいた。
![イメージ 8](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034602.jpg)
イワイチョウ(岩銀杏)。ミツガシワ科イワイチョウ属の一属一種の多年草。湿気が好きなのか、ミズイチョウ(水銀杏)の別名もあるという。
![イメージ 9](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034606.jpg)
コイワカガミ(小岩鏡)。イワウメ科イワカガミ属の多年草の高山植物。茎まで赤い色をしている。
![イメージ 10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034609.jpg)
アオノツガザクラ(青の栂桜)。ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。地面に這うように小さな壺のような花をいっぱい咲かせていたが、これも木の仲間。高山の植物は可憐に見えて、たくましい。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034529.jpg)
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034526.jpg)
オオハナウド。セリ科ハナウド属の多年草の高山植物。日本では、北海道と本州近畿地方以北に分布するという。
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コバイケイソウ。今回、立山で一番多く見た花。そこかしこに咲いていた。小さいバイケイソウ(梅蕙草)、というのでコバイケイソウ。
梅蕙とは、花が白梅に似て、葉が蕙蘭(けいらん)に似ているからとこの名がついたとか。
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近くに寄ってみると、こんな花。
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チングルマ。これも立山でよく見られる高山植物の1つ。バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木。見た目は草だが、立派な木で、高山に適応するため茎のような幹になったのだろうか。
雨にぬれて黄色いところがクシャクシャになっている。
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シナノキンバイ(信濃金梅)。キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草の高山植物。
善福寺公園でよく見かけるキンシバイ(金糸梅)に似ている。
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ニッコウキスゲ。和名は栃木県の日光に産するキスゲ(黄菅)の意だが、こちらではゼンテイカ(禅庭花)とも呼んでいた。
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イワイチョウ(岩銀杏)。ミツガシワ科イワイチョウ属の一属一種の多年草。湿気が好きなのか、ミズイチョウ(水銀杏)の別名もあるという。
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コイワカガミ(小岩鏡)。イワウメ科イワカガミ属の多年草の高山植物。茎まで赤い色をしている。
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アオノツガザクラ(青の栂桜)。ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。地面に這うように小さな壺のような花をいっぱい咲かせていたが、これも木の仲間。高山の植物は可憐に見えて、たくましい。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828034529.jpg)
午後、室堂平から天狗平にある山荘へ。
夏というのにまだ雪が多い。雪渓を横断し、急な坂を下っていく。
ガイドブックには室堂から天狗平まで40分と書いてあったが、実際には1時間近くかかった。
あすはいよいよ山登り。天気は?
夏というのにまだ雪が多い。雪渓を横断し、急な坂を下っていく。
ガイドブックには室堂から天狗平まで40分と書いてあったが、実際には1時間近くかかった。
あすはいよいよ山登り。天気は?