元旦の善福寺公園は快晴。気温は氷点下。池が再び凍っていた。
7時すぎ、公園から見た初日の出。
たくさんの地元住民が集まってきていて、御来光を拝んでいた。
この寒さで、ガガイモ(キョウチクトウ科のつる性多年草)に霜柱ができていた。
ふつう霜柱というと、氷点下のとき、地中の水分が毛細管現象によって地表にしみ出して柱状に凍結したものをいうが、植物の茎にもできる。
有名なのはシソ科の多年草、シモバシラの霜柱で、秋に白い花を咲かせ、冬になると枯れた茎の根元に細かい「絹糸」を巻きつけたような氷の花(結晶)を作り出し、その美しさから「氷華」とも呼ばれるらしい。
しかし、この現象はシモバシラだけに起こるのではなく、当然、ほかの植物でも起こる。しかし、関東では高尾山周辺でよく見られるものの、東京の区部で見られるのは珍しいようだ。
植物にシモバシラができるメカニズムはというと、冬になると茎は枯れてしまうものの、根は地中にあって水分を吸い上げている。秋ぐらいまでは吸い上げられた水は蒸発するので茎は乾燥するが、気温が低くなって氷点下まで冷え込むようになると、この茎に入り込んだ水は茎の表面で凍ってしまう。凍ったところにまた水が上がってきて凍り、さらに水が上がってきて凍るを繰り返すうちに、まるで飴菓子のようなシモバシラができるのだという。
けさ見た鳥たち。
初カワセミ。
初メジロ。
初シメ。
初セキレイ。
初エナガ。
初カイツブリは6羽が集まっていた。
例年なら長蛇の列が続くが、コロナ禍とあってそれほど待たずにお参りできた。
おみくじは「吉」。
帰宅後、お節料理で初春を寿ぐ。
すべて自家製。酒は四季桜・花しずく。金城次郎作のカラカラと盃で乾杯。
今年もよろしくお願いいたします。