8月2日(金)、天狗平山荘に到着したのは午後3時すぎ。空は依然、曇っている。
天狗平は標高2300m。標高2400mの室堂平よりは100mほど低いが、直線距離にして1㎞あまり離れた台地になっていて、立山・黒部アルペンルートの中でも最も眺望のいい場所といわれている、が、しかし、きょうは雲が広がっていて山は見えない。
天狗平は標高2300m。標高2400mの室堂平よりは100mほど低いが、直線距離にして1㎞あまり離れた台地になっていて、立山・黒部アルペンルートの中でも最も眺望のいい場所といわれている、が、しかし、きょうは雲が広がっていて山は見えない。
天狗平の宿は天狗平山荘と、もう1つ立山高原ホテル。
天狗平山荘は映画「劒岳 点の記」や「岳ーGAKU]の撮影スタッフ、役者さんたちがベースとして利用した山荘だとかで、入口にはそのときの写真やサイン色紙がところせましと飾られていた。
天狗平山荘は映画「劒岳 点の記」や「岳ーGAKU]の撮影スタッフ、役者さんたちがベースとして利用した山荘だとかで、入口にはそのときの写真やサイン色紙がところせましと飾られていた。
愛想のいいオヤジさんが出迎えてくれて、「あすの天気は?」と聞くと、「さあ?」と首をひねるばかり。やっぱり、山の天気は「わからねえ」。
われわれが通されたのは窓から劔岳や立山連峰がバッチリ眺められる(はずの)部屋。
ここは風呂とトイレ・洗面所は共同だが、全室個室みたい。
当初予定していた一ノ越山荘なら風呂なんかないし、ざこ寝になるはずだったから、それと比べれば天国だ。
ここは風呂とトイレ・洗面所は共同だが、全室個室みたい。
当初予定していた一ノ越山荘なら風呂なんかないし、ざこ寝になるはずだったから、それと比べれば天国だ。
部屋のテーブルの上には山荘のスタッフが手作りしてくれたテルテル坊主が置いてあり、さっそく窓辺につるす。テルテル坊主なんて小学校の遠足以来。
早々と到着したので一番風呂を浴びて、午後5時半から夕食。
夕食がまた豪華。山小屋定番のカレーライスなんかじゃなく、生ビールにおかずもいろいろ。まるで旅館並み。
ちなみに宿の料金も1泊2食付きで1万2000円(+消費税)。
夕食がまた豪華。山小屋定番のカレーライスなんかじゃなく、生ビールにおかずもいろいろ。まるで旅館並み。
ちなみに宿の料金も1泊2食付きで1万2000円(+消費税)。
酒は?と聞くと、その名も「劔岳」というのがあるというので注文。ただし、味のほうは峨々とした感じはなくスッキリ系。
夜は満点の星空。ということは、あすは晴れるかも・・・・・・と期待しつつ、寝酒に持参した「ヘネシー」を舐め、午後8時すぎにはもう就寝。
夜は満点の星空。ということは、あすは晴れるかも・・・・・・と期待しつつ、寝酒に持参した「ヘネシー」を舐め、午後8時すぎにはもう就寝。
翌朝、5時に目を覚まし窓を開けると、ナント、すばらしい青空が広がっているではないか!
正面に立山連峰(本日登る予定の山々)。左はじは劔岳。手前の建物は立山高原ホテル。
浮き立つ気持ちで午前6時に宿泊者全員でラジオ体操。朝のながめ。
「きょうはこの夏はじめてのいい天気」とオヤジさん。うれしいことをいってくれる。
浮き立つ気持ちで午前6時に宿泊者全員でラジオ体操。朝のながめ。
「きょうはこの夏はじめてのいい天気」とオヤジさん。うれしいことをいってくれる。
6時半から朝食はコーヒーにパン、コーンスープの洋風の食事。
昼のお弁当を詰めてもらい、午前7時10分、室堂まで車で送ってもらう。
昼のお弁当を詰めてもらい、午前7時10分、室堂まで車で送ってもらう。
いよいよ山登りだ!(最終回につづく)