善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

戸倉城山から瀬音の湯へ

やはり山登りの前日は、あまり酒を飲むのはいけないと実感した日だった。
金曜日の晩、友人と飲み屋をハシゴし、翌日の土曜日はカミサンと2人で、日ごろ軟弱になってる足腰を鍛えようと、近郊の山に登る計画を立てていた。山登りといっても標高400メートルほどの山だが。

朝から雲1つないいい天気。
朝8時に家を出て、秋川渓谷に向かう。
西武新宿線で拝島まで行き、JRに乗り換えて武蔵五日市下車。
そこからバスで15分ほどの西戸倉で下車し、城山という昔の武将の砦があった山にのぼり、尾根を歩いてふもとにある「瀬音の湯」という温泉につかる計画で、歩く時間は2時間ぐらいの予定だった。

ところがである。
まずは登り始めてコースを間違えてしまった。途中で道が消えてしまったのだ。
「人気のない山だからほとんど人も通らないのかな」と思って登っていくが、いくらなんでもこれは登山道とは違う、と気づき、引っ返して、見過ごしてしまった標識を確認(この標識がわかりにくいところにあるんだなー。われわれのほかにも間違えた人がいたぐらいだから)。
ようやく正しい道を歩き出す。

けっこう急な山道を登っていく。
すると、なぜかきのうの酔いがぶり返してくるからたまらない。気持ち悪くなって足が前に進まなくなる。
ロープを伝っていかなくてはいけない場所もあるからかなりきつい登りもある。
5分歩いては休むの繰り返しで、このまま帰っちゃおうかと思ったぐらい。
それでも何とか自分を叱咤激励し、何とか山頂に立つ。
山頂からのながめはすばらしい。
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あとは下りだからスイスイ行く。
それでも、本当は城山山頂から十里木峠、荷田子峠を越えて下山するはずだったが、十里木峠からエスケープコースがあるというのでそっちを選択。
ふもとに降りると、「瀬音の湯」はすぐそば。歩いて5分ぐらいのところにある。
「石舟橋」という橋を渡り、
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「瀬音の湯」到着は12時ごろ。
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師走なのでそれほど混んでいない。
露天風呂も内湯も広々としていて、人も多くないのでノンビリと湯につかる。
泉質はアルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性低温泉)だとかで、アルカリ度が高くて“美肌の湯”といわれているんだとか。

湯からあがり、施設内のレストランで生ビールで乾杯。
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登り始めたころの気分の悪さとはどこにいったのか、と思うほど元気を取り戻す。
行きも帰りも電車もバスも空いていて、ラクチンで帰還。