善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

高尾山6号路と「休屋」のそば

土曜日は朝6時に家を出て高尾山へ。
このところ毎週のように高尾山を登っていて(もちろんふもとから歩きます)、この1か月ほどで今回で3回目。

1回目は1号路(コンクリートの表参道。山ガールが多いもののつまらない道)から、途中で山道の4号路に変更。帰りはリフトで下山。
2回目は尾根道コースの稲荷山コースから小仏峠、景信山を経て下山。
そして3回目の今回は「夏にオススメ」という6号路。

「杉の大木の間を縫って歩く沢沿いのコース。深山の雰囲気が漂います」と宣伝文句にある。
たしかになかなかよいコース。沢沿いに行くから、終始せせらぎの音、そして鳥の声。いろんな鳥が鳴いていた。ただし、わかったのはウグイスだけ。

途中にある琵琶滝。水ごりを行う修験道の道場でもあるため立入禁止なので、遠くから望む。
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途中、飛び石を渡ったり、道は変化に富んでいる。ほとんど山道で、階段が山頂近くに少しだけ、というのがいい(階段はのぼりづらく、登山者泣かせ)。

今回、終始道ばたに咲いていたのがアジサイ。といってもまだ咲き始めのようで、最初、丸い実のようなものばかり見かけたが、丸いのは実は花の蕾だった。
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丸いのが咲くとこんなふうになる。
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ヤマアジサイだろうか、それとも玉のような蕾だからタマアジサイか。
ヤマアジサイは別名をサワアジサイといって、ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育するという。
一方のタマアジサイも山の沢沿いによく咲いているとか。

もう1つよく見たのがユリ。山に咲くからヤマユリかな?
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前回、高尾山に登ったとき、擬宝珠(ぎぼし)のようなフシギな花だか植物だな、と思ったのはオオバギボウシという花だった。
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上のほうの擬宝珠のようなのが、茎を延ばすごとに次々と咲いていく。フシギな咲き方だ。
擬宝珠とは、橋や寺社の欄干に取り付けられた葱坊主のような飾りのこと。オオギバボウシも漢字で書けば、蕾が擬宝珠に似ているというので「大葉擬宝珠」。

可憐な黄色い花もあった。
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いつもは人でいっぱいの高尾山も、この6号路はそれほどでもない。それに今回は夫婦連れとかカップルを多く見かけた。沢沿いの道はグループよりカップルに好まれるのか?

と、ここまではよかったが、今回は高尾山の山頂まで行くのはやめて、巻き道を通って城山方面をめざし、途中エスケープして大垂水峠を通って相模湖に降りようと思ったら、大垂水峠とは山の中にある峠ではなく、国道(甲州街道)の上にある地名だった。
エンエン7キロほど国道沿いに歩いて、ようやく相模湖へ。
(どうせ高尾山だろうとロクに調べなかったのが失敗。バスが通っていたので、事前に時刻を調べておけば楽勝だった)

でも、捨てる神あれば拾う神あり?
江戸時代の「小原宿本陣」(神奈川県下26軒あった本陣で現存する唯一の建造物という。ただし、屋根は往時は茅葺きだったろうが今はトタン屋根。無料で見学できるとあったが疲れていたのでパス)を過ぎて、相模湖駅まであと20分ほどのところで、国道沿いにしゃれたそば屋を発見。
「休屋」という店名。
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時刻は11時半ごろ。もうすぐお昼というのでのれんをくぐると、すでに先客が2組ほど。メニューをみると酒のつまみがいろいろあり、しかも安い!
富山特産の白エビかき揚げやそばがきなんかがどれも300円台。せいろ580円、お酒も秩父錦480円。うれしくて次々頼む。
そばがき(これがもちもちしていてウマイ)
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白エビかき揚げ(丸い型に入れて揚げた感じだが)
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つまみニシン
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生ビールのあと秩父錦を冷やで頼むと、ナントなみなみとついでくれた。いいのー?
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うれしくてお代わりを頼む。

シメはかわりそば(きょうはシソ入りそば)とせいろ。
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ルンルン気分で帰路につく。
行きも帰りも、電車は座れてラクチンでした。

そばき里 休屋
神奈川県相模原市緑区千木良1227-8
電話042-684-5005
営業日 木、金、土、日
営業時間 11:30~15:00 (土日は16:00まで)
売切れ仕舞い