善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アジサイは日本原産

日曜日の善福寺公園。曇り。風なく、途中から雨がポツリポツリ。
上池の弁天島あたりにウが4、スイレンのところににアオサギ1、反対岸にゴイサギ1。
ボート乗り場のあたりでウシガエルの声。
下池ではきのうに続いてジーッとセミ?の声。

帰りは善福寺に寄る。
ナント、いろんな種類のアジサイが咲いている。
よく手入れされているので、どれも美しい。
アジサイの学名Hydrangeaとは「水の容器」という意味だそうな。日本でも梅雨の季節に咲く花。水との相性がいいのだろう。雨に濡れた花がことに美しい。

実はアジサイガクアジサイ)の原産地は日本。よく見かける球状のアジサイはセイヨウアジサイで、日本原産のガクアジサイを改良した品種なんだそうな。

万葉集」に次の歌。

紫陽花の八重咲く如くやつ代にを いませわが背子見つつ思はむ(しのはむ)(橘諸兄

(紫陽花が八重に咲くようにいつまでも長く元気でいてくださいね。紫陽花を見てはあなたを懐しく思います)

また平安時代歌人藤原俊成の歌。

夏もなほ 心はつきぬ あぢさゐの よひらの露に 月もすみけり

(夏の暑さの中でもアジサイには心が癒されます。4枚の花弁にたまった露には月の光も映って見えますね)

やはり夏至のころの花、半夏生ハンゲショウ)も咲いていた。
葉っぱの裏は緑で表は白いので「半化粧」とも。粋な命名
そういえば、下池に生えているアシ(葦)は「ヨシ」ともいう。
アシは悪しに通じるので、逆の意味の「良し」にしたというのだが、日本語も面白い。

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こちらはハンゲショウ
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