善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

スイス・フランスの旅 13

旅の12日目、624日(月)はいよいよルーヴル美術館へ。
9時半から予約しておいたが、9時ごろには到着。
 
朝の地下鉄。日本みたいにそれほど混んではいない。 
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美術館近くのカフェで朝食。 
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スズメが寄ってきた。
パリでもスズメは人懐こい。 
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入館は予定通り9時半。事前に予約しておいたのでさほど待つことなく入れた。
まずはドノン翼の階段をのぼっていく。前方に「サモトラケのニケ」。
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真っ先にダ・ヴィンチの「モナリザ」を見に行くが、「モナリザ」専用の部屋があってすごい人だかり、人をかき分けて最前列に至るも、肝心の「モナリザ」は防弾ガラスケースに収まり、しかも二重の柵にはばまれて数メートル先にある。遠くてとても鑑賞なんてできるものではない。
モナリザ」を見たというより「モナリザ」が飾ってあるのを見た、という感じで、残念だった。
望遠で撮ってようやくこれだけ近づけた。
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気を取り直してほかの作品をじっくりと堪能。
 
シャセリオーの「水浴のスザンナ」(1839年)
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シャセリオーが描く女性はどれもため息が出るほど美しい。
 
ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」の前も人だかり。
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コレッジョの「聖カタリナの神秘の結婚と聖セバスティアヌス」(15261527年ごろ)
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やはりコレッジョ「眠れるヴィーナスとキューピッド、サテュロス(アンティオペの眠り)」(1528年ごろ)のヴィーナスのアップ。
コレッジョの甘美な官能性が見事に表現されている。
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ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子」(1508年ごろ)
モナリザ」は別格で、こちらは間近でじっくりと鑑賞。
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やはりダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」(14831486年)
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洗礼者ヨハネ(15131516)
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ボッティチェリ聖母子と洗礼者ヨハネ」(14701475年)
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ピサネロ(1395年ごろ‐1455年ごろ)の絵があった!
エステ家の公女」(1435‐1449年)
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おととしの夏、イタリア・ヴェローナピサネロのフレスコ画「聖ゲオルギウスと王女」と出会って虜になった。
ピサネロの絵は世界に10点ほどしか現存していないという。
1枚はロンドンにあると聞いた。ルーヴルにもあったんだ。
 
静かなたたずまいの女性。どこか憂いを含んでいるようにも見える。
じっと見つめていたくなる。
背景にはチョウや花が描かれているが実に写実的で繊細だ。
しかも全体に装飾的で、自然の魅力を巧みに表現しながらも、どこか幻想的だ。
ちなみにチョウは魂の象徴とされているのだとか。
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別れを惜しんで絵から離れ、しばらくして振り返ると若い女性がじっくりと鑑賞していた。
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これも絵になるなー。

ルーヴル美術館の項、次回に続く)